【RC構造】に関する記事一覧
ジャズピアノのミニコンサート
先日、KT-HOUSEの地下で開かれた、ピアノソロのミニライブコンサートに行ってきました。
新宿区曙橋にあるNO.29_KT-HOUSEは、ジャズピアニスト松本峰明さんの自宅で、地下にはライブを開催できる音楽室兼、ライブハウスがあります。

地下鉄曙橋駅近くを通る靖国通りから、1本内側の静かな通りに、KT-HOUSEはあります。
月に1〜2度程度、この地下室で、松本さんご自身のミニライブが開かれます。

地下の音楽室は、20〜25人程度集まると丁度良い広さです。
音の響きも、松本さんからは丁度良いと、褒められて評判も良いのは設計者として嬉しいかぎりです。

さて10月末の週末に、2時間ほどの単独ジャズピアノライブを楽しんできました。
ここの楽しみは、もう一つ奥様のお姉様がつくってくれる、オードブルの美味しさ。
ぜひ一度足を運んでみてください。
なおここピアノは、フランスのPYEREL(プレイェル)という珍しいものだそうです。
このライブハウスの名前は、このピアノの名前をそのままに名付けられています。

なお、コンサートのスケジュールは、松本峰明さんのホームページを参照してください。
またKT-HOUSEの様子は、下記のページをご参照ください。
■KT-HOUSEオンライン設計室---出来上がるまでのプロセス。
■住宅建築WORKS----出来上がった住宅
■住んでみて/別冊TAIKEISHA---入居後の様子

投稿者 ooto : 10:14
住んでみて第7弾KT-HOUSEを掲載
住んでみて第7弾KT-HOUSEを掲載しました。
KT-HOUSEは、新宿区に建つ地下1階・地上3階建ての都市型住宅です。
敷地面積は16坪であり、周囲に近隣の住宅が接している狭小住宅地です。

地下1階は、ジャズピアニストであるKTさんの音楽室兼ミニライブ場であり、地上部分は住居です。

この住宅は、2人の子供はすでに独立したあとの夫婦が、2人で生活を楽しみながら、生活することが目的でつくられました。
この住宅が設計中に、北京オリンピックの前後に、日本では原油や鉄鋼材料が不足して、物価が急激に上昇して、計画が一時中断しました。
その後計画変更を通じて、ようやく完成した住宅なので、忘れがたいものがあります。
そのあたりの様子は、オンライン設計室に詳しくレポートしています。

■住んでみて第7弾KT-HOUSEへリンク
この住宅は、BBSを活用して、コミュニケーションを取るなど、家づくりの新しいチャレンジしています。
なおKT-HOUSEの住人は、ジャズピアニストの松本峰明さんです。
地下室で、月に一度程度ミニライブを開いています。
ライブ情報は、以下のホームページに掲載されています。
一度ぜひ、ライブを聴きに遊びに来てください。
ついでに、この住宅も見てください。(都営新宿線・曙橋徒歩1分)
■KT-HOUSE地下_ライブハウス(Petite Salle Pleyel)へのリンク
■松本峰明さんのホームページへリンク
投稿者 ooto : 01:33
住宅建築WORKSを更新
住宅建築WORKSを更新しました。
新たに、4つのプロジェクトを追加しました。
■NO.24_AK-HOUSEへリンク
■NO.33_NN-HOUSEへリンク
■NO.36_TT-HOUSEへリンク
■NO.40_TW-HOUSEへリンク
古いプロジェクトから、最近のものまで整理しました。
完成直後のもの(TT-HOUSE,TW-HOUSE)は、少し時間が経過したら、再撮影する予定です。

住宅建築WORKSにある、各プロジェクトの親ページにある、断片写真をクリックすると、大きな個別の写真ページへアクセスすることが出来ます。
ぜひ一度見てください。

住宅建築WORKSの量が増えてきたので、もう一度分かりやすく整理分類する予定です。
当事務所の住宅は、大きく分類すると、”下町の家”と”山の手・郊外の家”に分類されます。
下町の家とは、台東区、墨田区、大田区などの4階建て程度の鉄骨やRC構造の住宅です。
一方、山の手・郊外の家は、杉並区や目黒区などに建つ、2,3階建ての住宅で、主に木造住宅です。今回まとめた住宅は、主に後者の住宅になります。
投稿者 ooto : 08:53
オンライン設計室NO.29_KT-HOUSEを更新
オンライン設計室NO.29_KT-HOUSEを更新しました。
入居後、1年が経過した3月に、写真家の飯村さんに撮影してもらいました。
建て主のKTさんからは、春夏秋冬を一通り過ごして、冬暖かく、夏に涼しく快適な室内環境だという感想をいただき、ほっとしました。


多くの人が出入りするKTさんのためにつくったリビングの大テーブルも、使いやすいとのことで、喜ばれました。
地下のピアノ室は、音響対策をしたおかげで、とても良い音がでる空間になりました。
このプロジェクトは、世の中の変化で、足かけ3年ほど掛かってしまった長期プロジェクトでしたが、みんなが満足がいく住宅が出来てほっとしています。

投稿者 ooto : 11:30
切文字看板
今年の上旬に一年点検を終えたKT-houseのクライアントから、看板デザインの依頼をいただきました。
立体的に見せる、浮かせ切文字看板です。

浮かせ文字は、文字の形状に切り出した金属板の背面にボルトとパイプを取り付け、壁に差し込んで浮かせます。

壁の木仕上げとのコントラストで、とてもきれいに仕上がりました。(morikawa)
投稿者 morikawa : 17:42
NO.05_ON-HOUSE
先日所用で近くを通ったので、NO.05_ON-HOUSEに立ち寄ってみました。
急な来訪で申し訳なかったのですが、ONさんの奥様とは昔懐かしい話しで一時を過ごしました。
この建物は築11年が経過していますが、RC部分は当時のまま綺麗な状態が保たれていました。木部はそろそろ塗り替えという時期でしょうか。
一方、RC壁に生えた夏ツタは壁一面を覆い、また当時記念樹として植えた「目薬の木」も大きく育っていました。
おそらく、夏には一面のツタの葉で覆われるのでしょう。
10年経つのは早いものですね。
元気に凛として建っている姿を見て嬉しく思いました。


さて話しは変わりますが、先日設計の打ち合わせで千葉に出かけました。
早朝、川越街道を経由して外環道路を北へ向かいましたが、自衛隊・朝霞駐屯地を出発す
る被災地救護のための部隊にちょうど出会いました。
何台も隊列を組んで被災地方面へ向かう「災害派遣」と書かれたトラックの後部座席から
見える隊員達の表情からは、緊張感が伝わってきました。本当にご苦労様と言いたいです。
また途中、液状化が起こったディズニーランドのある浦安を通過しましたが、これほど近
くに被災地があると思うと、今回の震災の影響の大きさや、震源への近さを実感します。
ただ私達首都圏に住むものは、そろそろ自粛ムードを一部開放し、通常の経済活動が元気
よく再開されるよう努力すべきでしょう。
そういう意味では春を契機に、元気を出していきたいと思います。

今日の目黒川の桜は、8分咲きです。
投稿者 ooto : 22:53
NO.29_KT-HOUSEの1年点検
オンライン設計室NO.29_KT-HOUSEを更新しました。
先週、NO.29_KT-HOUSEの1年点検を行いました。
KT-HOUSEは、新宿区の敷地16.7坪(55.36m2)に建つ、RC壁式構造地下1階地上3階建ての地下室付狭小住宅です。
1年点検の結果は、建具関係に一部手直しが必要なカ所がありましたが、これは制作建具の宿命で、折り込み済みのことです。
通常、制作建具は四季、つまり1年の気候や湿度の変化を経てはじめて安定します。
制作家具は、1年後(または半年後)に建具屋さんが調整して、はじめて完成するものだと、説明させてもらっています。

さて、入居後のKTさんから、住みやすい住宅だとお褒めのお言葉をいただきました。
設計上、きちんとした断熱設計や、庇をつくって夏の遮熱に備えた設計をしたので、冬暖かく、夏涼しい家だと、ほめられ設計者としては喜ばしいかぎりでした。
楽しく使ってほしいと意図して設計したキッチンも、本当に気に入っていただけたようで、設計者としても嬉しかぎりです。

約半年ぶりに訪れたKT-HOUSEは、すっかりこの地域に馴染んでいるようでした。
周辺環境は、古い住宅地とビジネス街が混在する地域です。
都心ですが、町内会が残り、人情も感じられる暖かさを感じる場所です。
KTさんは地元にも、溶け込んでいらっしゃるご様子で、新しい生活を楽しんでいるようでした。
50才台の郊外の住宅地から、都心への引っ越しで、生活環境の変化が大きいので大変だと思われましたが、とても楽しく過ごされているようで、良かったです。

後日談になりますが、このKT-HOUSEは、設計時に大変な苦労をして、2回も設計をしています。
オンライン設計室の日付を見ると、はじめにご相談をいただいたのが、2007年の6月でした。
2007年から2008年に掛けては、リーマンショック前で、中国オリンピック前と重なって原油や鉄材の高騰があり、建築価格の急激な高騰がありました。
通常設計には半年程度の時間がかかりますが、その半年間で2割以上建築費が高騰し、予算がオーバーしてしまい、一時設計を中断しました。
半年ほど時間を置いてから、設計を再開しました。
鉄材の高騰を考え、鉄骨4階建てであった計画を見直して、RC構造3階建てに見直し、同時にリーマンショック後の景気後退があり、ようやく工事費が納まり、着工できました。
計画から完成まで、約2年6ヶ月も費やしてしまいましたが、苦労の甲斐あって、良い住宅になったと思います。


生活も落ち着かれたようなので、そろそろ、写真家の飯村さんに撮影をお願いしようと思います。
なお、NO.29_KT0HOUSEの詳しい情報は、以下のページをご覧ください。
■KT-HOUSEの出来上がるまでのプロセス(オンライン設計室)
投稿者 ooto : 11:11
住宅の前面道路
この写真は、天気が良い日に自宅の近所のお子さんが遊びながら、道路にイタズラ書きをしたところです。

自宅の前の道は、突き当たり道路であり、車が通り抜けることが出来ません。
したがって、ほぼこの道路に接道する7件の住宅の専用状態になっています。
ですから、ここに住む近所の子供は、安心して道路で遊ぶことが出来、その結果、目一杯道路にイタズラ書きもできます。
また通り抜けが出来ないので、見ず知らずの人は中々、ここに入りづらいので、セキュリティーがとても良い状態です。
各家々の飼い犬も、近所の人間をきちんと把握しているので、番犬としてとても役だっています。
もし前面道路を選択できるのであれば、なるべく通過する車の量が少ない接道条件の土地を選択できれば、環境的には静かであり、また子供を安心して遊ばせることが出来ます。

こういった道路では、近所とのつきあいも自然と密になり、表面的な挨拶だけでなく、とても良い関係が築かれています。
土地を探す場合、道路の条件まで求めようとすると、非常に条件が狭められてしまうので、実際には難しいのですが、このように道路は良い住宅環境を築くための大切な要因だと思います。
投稿者 ooto : 21:56
2010年から2011年へ
2010年もいろいろなことがあった1年でした。
世の中の不景気を反映して、住宅の世界も低迷気味であることを感じた1年でもありました。
しかし最近つくづく感じることは、仕事量が決して多いわけではないのに、日々とても忙しく感じるこの現実です。
一つの住宅プロジェクトの設計が始まって、工事が終わるまでのプロセスにおけるクリアーしなければならない作業量の多さ、設計者の私たちに加えて、施主や、施工者も含めて単純に作業量が、とても増えていることを、最近痛感しています。

この理由には様々な要因があると思います。
目に見える事象としては、例の構造設計偽造事件以降の、国の規制の強化による確認申請やその他法的規制による、事務作業の増大です。
体感的には、住宅の構造やスケールにより異なりますが、以前に比べると、倍の作業量になったような気がします。

しかし、多忙に感じることの要因は、この法的規制の点だけではないような気がします。
一番根が深い点は、情報化による住宅を見る視点の変化、という目に見えないレベルでの変化が、住宅の設計や工事のプロセスに変化を起こしている点です。
インターネットや雑誌をはじめ、様々な情報を手に入れることが増えた分だけ、決定までの時間が掛かる、つまりいろいろ情報を知ることは嬉しいことである反面、調べれば調べるほど広い裾野の中で、膨大な選択肢の中から常に一つに決めなければいけないという作業は、大変な労力が必要です。
一つ一つの条件をすべて、自分の力で探し、決めていくというのは情報化社会の良いとことろですが、一方とてつもない広いフィールドの中で、一つ一つの住宅のパーツを探しながら取捨選択しながらつくらざるを得ないという現実。
その結果、建て主や私たち設計者は、この膨大な労力を楽しむことが出来るというのが、この情報化の時代を乗り切るコツではないかと感じたりもしています。
日々感じるこれらの忙しさを、苦痛に感じたら終わりであり、これをいかに楽しむか、来年からも試行錯誤していきたいと思います。
家づくりは、ベーシックな「ものづくり」という営みであり、「家づくり」が今後も楽しく、人生において有意義なものであるように、私たち設計者も切磋琢磨しなければいけないと感じています。

少しかたい話になりましたが、今年も縁あっていくつかの良い出会いがあり、家づくりのお手伝いをさせていただく機会に恵まれました。
最後にこれらのプロジェクトを、ご紹介させていただきます。
○2010年に完成した住宅
・都心の15坪の敷地に建つ2世帯4階建て住宅
>>>NO.35_KM-HOUSE(目黒区)
・裏磐梯に建つ別荘(長期優良住宅)
>>>NO.36_TT-HOUSE(福島裏磐梯)
・築16年の建て売り木造の増築
>>>NO.39_MY_HOUSE(世田谷区)
・小さな改修工事。玄関ポーチの改装工事
>>>NO.21_MK-HOUSE(杉並区)
○2011年に続くプロジェクト
・都心の12坪の敷地に建つ2世帯5階建て住宅
>>>NO.38_TG-HOUSE(台東区)
・都心の細長い敷地建つ木造2階建て住宅
>>>NO.40_TW-HOUSE(板橋区)
・郊外に建つ「楽の住みか」
>>>NO.41_TH-HOUSE(千葉)(これから設計が始まります)
○その他のプロジェクト
・「住んでみて第6弾」
>>>NO25_KN-HOUSE
・森川の実家プロジェクト。森川の設計監理の処女作プロジェクト
>>>NO.37_KS-HOUSE(春日部)
・2011年出版予定の住宅建材紹介本(大戸、森川その他仲間による共著本)
>>>「みんなの建材クラブ」
・既刊の拙著(大戸、森川の共著)
>>>「なぜ、ウェブに強い設計事務所は家づくりが上手いのか」

2011年も引き続き、よろしくお願いいたします。(大戸)
投稿者 ooto : 13:17
3,4階建て住宅の設計術_その4
その4_エレベーターの効能
最近、3,4階建ての住宅では、ホームエレベータを設置するケースが増えています。
ただし、4階建ての場合は、建築基準法による防火区画の関係で、階段やエレベーターと他の部分を防火区画する必要があるので、設置には綿密な計画が必要になります。

NO.19_SY-HOUSEのホームエレベーター
そのような防火区画の問題をクリアーしたとすると、エレベーターを設置することで、住宅のプランニングは、一気に自由度が増してきます。
一般的に、専用住宅で4階建て以上を必要とする場合は、ほとんどが都心部の周囲が高いビルで囲われおり、その結果LDKなど生活の中心は、陽当たりや風通し、眺望などを考えて最上階に設置するケースが多いはずです。
しかし、4階に生活の中心を置いた場合、日常的な階段の上り下りは、かなり大変なことになります。
とくに4階以上にキッチンがある場合は、買い物からの荷物を運ぶ手間も相当な負担になります。
そういった場合、ホームエレベーターは威力を発揮します。
地上との距離を考えないで、プランを検討することが可能だからです。
図面は、NO.22_SB-HOUSEです。
地上4階建てで、最上階の4階にLDKがある専用住宅です。


4階のLDK(NO.22_SB-HOUSE)
この住宅のレポートは、『別冊TAIKEISHA・住んでみて』をご参照ください。
また、完成後の姿は、『住宅建築WORKS』をご覧ください。
ただし、ホームエレベーターを設置したからと言って、階段を使わないということではありません。
ちょっと下の階へ移動する程度のことは、ほとんど階段を使うことになります。
イメージ言いますと、1:5くらいで階段を使うことが多いと思います。
ですから、階段の使いやすさは、使いやすい住宅を設計する上での、基本中の基本であることは、肝に銘じる必要があります。

登りやすい階段が基本(NO.19_SY-HOUSE)
最近のホームエレベーターの費用は、おおよそ普通車1台分程度です。
使用電力代も、月数百円、法的なメインテンスも以前に比べ緩和されています。
また設置面積も、一番小さなタイプで、昇降路が畳1畳分の広さで済みます。
ただし、ホームエレベーターは絶対に設置が必要という訳ではありません。
建て主が希望するかどうか、そして上手くプランに配置できるかどうかなど、前提条件を慎重に検討する必要があります。
投稿者 ooto : 10:31
3,4階建て住宅の設計術_その3
その3 - 階段を考える
狭小住宅において、上下階をつなげる階段は、設計上最も大切の要素です。
特に3,4階建てになると、階段の登りやすさは、家の快適さをつくり出す上でも絶対に必要な条件です。
階段の登りやすさは、各階とのつながりの良さを生み、その結果家全体がつながりの良い一体的な空間をつくることができます。

ですから、私はまず初めにその家にふさわしい階段の設計を、一生力を入れて考えます。踏面の広さ、蹴上げの高さをシビアに考えることが必要です。

ところで、勾配が緩く、登りやすい階段は、平面的に広い面積が必要になります。
しかし、狭小住宅では、階段室を広く取ると、居室が削られるので、階段を広く取りすぎることは問題があり、結局全体の中でのバランスが大切です。

また階段は、人間が通るだけの空間だと思われがちですが、実は光や風の通り道にもなります。
一般的に都心部の狭小住宅では、周囲に建物がせまっているので、1階や2階などの下階では、光を採ることが難しくなってきます。
そこで、階段室を中庭のように考え、光を下に落とすことで、下階を少しでも明るくするといった工夫も良く行われます。
ただし、そのためには、階段は板を置いただけの形状、つまり蹴上げを空けることで作りますが、しかし一方それは小さなお子さんにとっては、落下という危険な要素になりがりですので、注意が必要です。
さて、もう一つ階段室まわりの工夫を紹介します。
鉄骨構造の階段室では、柱・梁の凸凹の影響で、微妙に余りのスペースが生じます。
その余りのスペースを使って、収納をつくることがあります。
ある程度プラスαの予算が必要になりますが、本屋、置物などの収納を壁面一杯につくることが可能です。


このように、狭小住宅の階段は、人が住む居室ではありませんが、住宅の快適性を左右する重要な要素です。
ですから、階段のデザインは狭小住宅の質を高めるためにも大切に考えなければならないと思います
投稿者 ooto : 17:05
3,4階建て住宅の設計術_その2
その2 - 狭小住宅は、巨大家具と考える
一般的に住宅の設計において、収納家具類は、プランが煮詰まったあとの最後の段階で、付加的に付け加えるように設計されます。
しかし、狭小住宅においては、住宅は、その逆のプロセスを経て設計したほうが、うまく設計できると感じています。
住宅とは、スペースを必要とする一番大きな人間の他に、生活に必要なモノ、例えば家電や衣類、本など、多くものを納める必要があります。
しかし狭小住宅の設計とは、これらのモノをどのように納めるかはまず考えなければなりません。
広さに余裕がない狭小住宅は、ゆとりのスペースを供出するために収納類を、なるべく細かくつくり、無駄のスペースをつくらないという考え方が必要になります。
これを突き詰めて考えていきますと、家を大きな家具と考えたほうが自然だと思うことが多くあります。
次の写真は、オンライン設計室NO.34_AB-HOUSEの2階回りの写真です。
1階が店舗、2階がLDK、3階が寝室という構成ですが、2階には、キッチンまわりのスペースの他に、洗濯場、仏壇などのスペースも必要になります。
しかしここでは、それらを一切壁収納のなかに納めてしまった例です。
お客さんが来られたときには、ドアを閉めれば一気に片付いてしまいます。

・オンライン設計室NO.34_AB-HOUSEのLDK回り

・オンライン設計室NO.34_AB-HOUSEのLDK回り

・オンライン設計室NO.34_AB-HOUSEの仏壇収納
ただし、全ての収納に扉を付けると、工事費が高くなってしまいます。
ので、見せて良い収納は、綺麗にレイアウトしてもらうなどのメリハリを付けると、バランスが良い住宅が出来ます。
次の写真は、見せる収納の例です。

・オンライン設計室NO.17_NA-HOUSEのキッチンまわりの収納

・オンライン設計室NO.34_AB-HOUSEの壁収納
このように、狭小住宅を心地よく住むには、モノをどのように収納するかが、重要です。言い方を変えますと、狭小住宅とは、家具そのものであると考えるような設計の方法が、住みやすい狭小住宅をつくるコツだと思います。
また、住まい手の意識も、上手くモノを整理し、また見て楽しむようなモノのレイアウトなどを行っていただければ、狭小住宅でも、住みやすい住宅になると思います。
狭いだけで嘆くのではなく、狭さを逆手にとってポジティブに考えれば、住みやすい住宅になるはずです。
投稿者 ooto : 15:40
3,4階建て住宅の設計術_その1
その1 - 土地は狭いけれど。
最近、狭小地といわれる比較的狭い土地に、住宅を設計する機会が増えてきました。
その建築場所は、台東区、墨田区、中央区、大田区などのいわゆる下町と言われる地域が多い傾向にあります。
土地の広さは、狭いもので10坪を切って9.5坪(約31.5m2)、広くともせいぜい17坪(56.1m2)程度の面積です。
建て主さんは皆口を揃えて、狭いですが何とかなりますか?などと、不安げな心境を語られます。
しかし、こういった地域の多くは、商業地域など、3,4,5階建てなどの中高層建築が可能な場所であり、設計に工夫を施せすれば、十分住みやすく、居心地が良い住宅が建築可能だと考えています。
設計の経験を通して、土地の狭さを克服して、快適な住宅をつくるためには、前提となる大切な認識があるように感じています。
まずここでは、まず手始めとして、都心の狭小地に快適なすまいを実現するためのポイントを述べてみようと思います。

・下町の商店街(台東区)
■町も人も、すまいの大切な要素だ
下町のすまいとは、建築する『住宅単体』だけでなく、周囲の町や、商店街、近隣の住人、親戚の人々なども、含んだ広がりを持ったイメージだと思います。
だから、住宅自体が多少狭くても、地域や町などに対して、自宅の広がりの延長としての意識を持つことが出来つので、トータルですまいの安心感や居心地の良さを持つことが出来るのだと思います。
一方一般的には、山の手の住宅は、塀で囲い込み、住宅自体が周囲に対して、閉鎖的になっている傾向にあるので、その反動として、住宅自体を広く欲しがる傾向にあると考られないでしょうか。
もちろん、これは傾向であり、どちらが良いか悪いかではなく、その地域を好む建て主の、指向性によるものだと思います。

・下町の狭小地=敷地面積9.5坪(NO.34_AB-HOUSE台東区)
その結果、下町の狭小地住宅の設計を通して感じることは、ほとんどの建て主がその地域を愛していることを共通に感じます。
例えば、そこに生まれ育ったとか、その地域に親戚が多いとか、近隣には買い物な商店街があるとか様々な特徴があります。
このような場所の地価は、商業地域などの高度利用の場所にあり、当然高価な傾向にあるので、必然的に、狭い敷地が基本です。
しかし、住宅単体としてではなく、町や地域という広がりの中での住環境を考えれば、快適であることが多いのです。
ですから、下町の狭小地の住宅を成功させる秘訣は、ともかく住まい手がその土地を愛しているかどうかに掛かっていると言っても良いと思います。

・下町の住宅には2世帯、3世帯住宅が多い(NO.20_KI-HOUSE墨田区)
これまでの経験では、下町の住宅は、狭くても、2世帯、3世帯などの大家族住宅が多い傾向にあります。
これも、皆で一緒に住むことが、基本であり、人の広がりも、すまいを豊かにする大切な要素だからでしょう。
ですから、下町の住宅を設計するときは、いろいろな人々が関わってくるので、それは設計者としても、楽しいところでもあります。
狭いと言えば、鴨長明が書いた『方丈記』を思いだします。
建物自体は、4丈四方(約3メートル)広さで、高さが7尺(約2.1メートル)と小さいのですが、周囲の緑や山々、川などもすまいの一部と考えれば、狭くても全く構わないと述べています。
現代においても、狭さ、小ささというのは、考え方次第では、マイナーな要因ではなく、後々詳しく述べていくつもりですが、環境工学的にも、人の距離感においてもいろいろな意味で、ポジティブなことと考えても良いと思います。
次回から、設計の具体的なノウハウなどを公開しています。
ただし、仕事の合間に徐々に書き進めていくつもりですので、1,2週間に一度程度の更新のつもりです。
乞うご期待を。大戸
投稿者 ooto : 12:26
3,4階建て住宅の設計術(予告)
最近、私たちの事務所では、都心部での3,4階建て住宅の設計を、多く手がけるようになってきました。
そこで、このブログのなかで、これまでの私たちの培ってきた経験を踏まえた、都心型3,4階建て住宅設計のコツを、事例を紹介しながら、シリーズでご紹介していこうと思います。題して、『3,4階建て住宅の設計術』です。
都心の3,4階建ては、主に一般な郊外住宅地というよりも、商業地域や近隣商業地域に多く建てられます。
敷地の広さは、10坪から15坪程度で、敷地に目一杯に建てる場合が多いことが特徴です。
これらの地域は、昔(おそらく江戸時代)には商店であった場合が多いようで、間口が狭く、奥行きが長いいわゆる、町屋形式の建物を建て替える場合が多いようです。
昔は、間口の長さは、それに掛かる税金と関係があったようで、おおよそ2間(3.6m)前後の狭い間口が多いようです。
こういったいわゆる狭小地の住宅における設計のポイントを書いていく予定です。

またこういった地域では、建築基準法上、いわゆる耐火構造が求められます。
これは特別な場合を除き、鉄骨構造かRC構造が求められるので、これらの構造の特徴のことも書いていく予定です。
またこれらの住宅では、水平方向にはどうしても狭いので、縦空間への工夫が必要であり、特に階段の作り方が重要になります。またホームエレバーターを併用することも多いので、そのことも述べて行く予定です。
その他、敷地調査、2世帯住宅、店舗併用住宅などを、事例をもとに解説して予定です。

徐々に進めますので、ぜひご期待ください。
とりあえず、今後の予定です。
■3,4階建て住宅の設計術
その1 ,土地は狭いけれど。
その2 ,家は巨大家具だと考える。
その3 ,階段を考える
その4 ,ホームエレベーターの効能
その5 ,騒音対策
その6 ,鉄骨構造とRC構造
その7 ,2世帯住宅
その8 ,店舗併用住宅
その9, 間口が狭い
その10,地盤調査
その11,隣地との距離
その12, 工事の難しさ
その13,・・・・・・
投稿者 ooto : 11:14
NO.29_KT-HOUSEで、ピアノ演奏のライブ
先日NO.29_KT-HOUSEで、ピアノ演奏のライブが行われましたので、遊びに行ってきました。
完成後半年が経過し、引き渡し時にはガランドウであったすまいも、家具や調度品が置かれ、すっかりKTさんの家らしく変貌していました。
引き渡し時には、自分の子供のような感覚であったすまいも、今ではすっかり遠い存在に感じてしまいます。
地下のピアノ室では、20人近いゲストが、KTさんのピアノ演奏を聞き入っていました。またそこでは美味しい料理と酒が振る舞われ、耳からの音楽だけでなく、舌もしっかりと味を堪能させていただきました。

<ライブの様子>
地下空間は、20人近い人数で丁度良い空間になりました。
KTさんの生のピアノ演奏には本当に心が癒されます。
演奏の合間に、3階のリビングにお呼ばれしました。
すっかり、KTさんの自宅らしくなっていました。
伺った時間は、日が落ちてからでしたが、この空間は朝や夕方に明かりが降り注いでくるるように考えて設計しています。
今度はその時間帯に伺って写真を撮らせていただこうと思っています。

<3階リビング>

<竣工時>
KT-HOUSEは、敷地16坪に建つ、壁式鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建ての音楽室付き住宅です。
この住宅が出来上がるまでのプロセスが、オンライン設計室NO.29_KT-HOUSEをご覧ください。
またこの住宅ができあった姿は、住宅建築WORKSをご覧ください。
投稿者 ooto : 22:00
NO.35_KT-HOUSEを更新
オンライン設計室NO.35_KT-HOUSEを更新しました。
現場では内装の下地工事、電気配線工事が終わったので、断熱材吹き込み工事が進んでいます。
今回採用したので、セルロースファイーバーの吹き込み工法です。
新聞の古紙を使った断熱材で、所定の厚みを吹き込みます。
この断熱材の特徴は、隙間無く断熱材を入れ込むことが出来、かつ吸音性、吸湿性に優れていることです。
また、石油2次製品ではないので、ノンカーボンという考え方からいうとエコロジカルなものです。

工事としては、断熱材を入れるためのシートを張り、掃除のようなホースでセルロースを壁間や天井に入れていきます。
きちんと入っているかは、シートの上から直接確かめることが出来ます。
実は、この建物のすぐ近くを私鉄がひっきりなしに通っていくので、騒音対策も兼用してこれを採用しました。
出来上がってみると、その騒音に対する効果は実感出来ました。

また板金工事も進んでいます。
板金工はハサミなどの工具を使い、鉄板をまるで紙のように扱って壁や屋根を仕上げていきます。
見ていて楽しい仕事の一つです。
投稿者 ooto : 16:11
NO.21_MM-HOUSEの玄関庇をリフォーム
オンライン設計室NO.21_MM-HOUSEを更新しました。
昨年の年末のことでしたが、MM-HOUSEの玄関庇をリフォームしました。
当初は、出幅が60センチほどのアルミの庇を設置していたのですが、もう少し広い玄関先のスペースが欲しいとのことで、FRPで設計した庇をデザインしました。

MMさんは、石のイメージが好きであり、石に近いFRPの素材感を意識したデザインです。
1Oミリも厚みがあるFRPは、一品生産品であり、色や濁り具合を調整してもらいました。
半透明な素材ですが、しっかりした強度があり、樹脂というより、石のような素材感が不思議なイメージを醸し出していました。

ところで、この住宅は50代後半の夫婦のための、すまいです。
いわゆる終の棲家になるわけですが、落ち着いていて、時間の変化を受け入れるすまいを意識してデザインしました。
またRC壁構造で、温熱環境を意識して外断熱を施しています。
オンライン設計室NO.21_MM-HOUSEの完成写真を見てください。
投稿者 ooto : 12:23
KTさんのピアノ演奏を聞く。
オンライン設計室NO.29_KT-HOUSEを更新しました。
引っ越しが終わり、一段落したので、ピアノ演奏を聴きに来てというお誘いがありました。
KTさんのご友人などや、今回の建築関係者を集めての、お披露目会でした。
KTさんのすばらしい演奏を聞くことができ、なおかつおいしいお食事までいただき、大変楽しい会となりました。

また、部屋の音質も大変良いというお褒めのことばをいただき、うれしい次第でした。
知り合いの音楽劇場を手がけている建築家のアドバイスを参考にしながら、試行錯誤でつくった空間ですが、想定以上の出来でうれしい限りでした。
上下方向は吸音をさせ、水平方向は適度に反射させることがコツだと言われ、天井には吸音材を張り、壁はコンクリート打ち放しとOSB合板を張りました。勾配がある階段が適度に音を散らしてくれているようです。

また適度な狭さが、アットホームな雰囲気をつくりだしていました。
投稿者 ooto : 15:53
KT-HOUSEのオープンハウス終了
11月21日(土)に、KT-HOUSEのオープンハウスが行われました。
当日いらしていただきました皆様、大変ありがとうございました。

天気は朝から快晴で、特に午前中は心地よい朝日が差し込みます。
ぽかぽかとした日差しの中で、皆様とお話しが出来て楽しかったです。


ところで、このプロジェクトは、足かけ2年半も掛かってしまいました。
この2年半は、建築基準法改正、鉄骨や石油製品の物価高騰など、様々な問題が起こりましたが、それらをようやく乗り越えての完成なので、感慨もひとしおです。
新しいすまいに手を加えられ、KTさんらくしなったころに撮影させてもらおうと思います。
とりあえず、施工者の建匠さん及び傘下の職人さん達に感謝です。
本日無事引き渡しが終わり、ようやく私たちの手から離れました。
これまで、自由に出入りしていた現場に、建て主が入居されるので、少し寂しい気持ちになります。

なお、当日来ていただいた、建築家の小島さんがブログにこの住宅のコメントを書いていただきました。
投稿者 ooto : 18:16
オープンハウスのお知らせ
オンライン設計室NO.29_KT-HOUSEは、2009年11月21日(土)にオープンハウスを行います。
この住宅は、都心の狭小地に建つ、地下1階地上3階建ての住宅です。
地下室は、ピアニストであるKTさんのための、音楽室になっています。
地上部分は、KTさんの住居となっています。
■KT-HOUSE概要
・敷地面積 55.35m2(16.7坪)
・延床面積 152.6m2(46.1坪)
・構造 鉄筋コンクリート壁構造
・地下1階地上3階
・公開日 11月21日(土)10:00-16:00頃まで
・建築場所 新宿区片町(都営新宿線曙橋徒歩3分)
・詳しい場所は、メール又はファックスにて個別にお知らせいたしますので、以下までご連絡ください。
ooto@taikeisha.net
又は
03-3716-2918(建築計画網・大系舎)
最新の情報は、このページをご参照ください。
この住宅が出来上がるまでのプロセスは、以下をご覧ください。
・オンライン設計室NO.29_KT-HOUSE

・LDK

・キッチンとテーブル

・外観

・地下室
投稿者 ooto : 18:10
NO.29_KT-HOUSEを更新。
NO.29_KT-HOUSEを更新しました。
工事はいよいよ最終段階です。
外壁の塗装は完了しました。
正面の白い部分は、光触媒塗料で、コンクリート面と良く合います。
室内は養生のための紙やシートがはがされて、全体の仕上げが見えるようになりました。
3階リビングの木質系の家具とフローリングの色合いも良いようです。
太陽光の入り方も壁を綺麗に見せてくれており、イメージ通りで、設計者としてホットしています。

今回使用したフローリングは、カバ材で、オスモの現場塗装仕上げですが、優しい感じで成功したと感じています。
なにより、塗装のうまさがヒシヒシと感じられます。
地下は無事、ピアノが納まり、空間が生きてきました。
音に関しても、良い感じだとピアニストのKTさんから褒められて嬉しい限りです。
残工事や片付けが終われば、検査機関の竣工検査を受け、引き渡しされます。

■オープンハウスのお知らせ
このKT-HOUSEを公開します。
日時:2009年11月21日(土)10時〜4時
詳しくは、こちらをご覧ください。
投稿者 ooto : 14:27
NO.29_KT-HOUSEを更新
NO.29_KT-HOUSEを更新しました。
ようやく外部足場が外れました。
今まで青い養生ネットに隠れていた外観が現れました。
白い光触媒の塗料と木部が良く合っていました。

内部は、クロス仕上げが終わり、ほぼ仕上がっています。
あとは照明器具の取り付けが残っているのみです。
3階には気持ちの良い朝日が、綺麗に差し込んでいました。
また地下室は、午前中の時間帯は、直接太陽光が階段に差し込みます。
狭小地の住宅ですが、自然の光や風を感じることが出来るよう配慮した結果です。

今回は、修代塗装の岡本さんを紹介します。
寡黙で頑固な職人ですが、本当にすばらしい塗装をしていただいています。
投稿者 ooto : 20:55
NO.29_KT-HOUSEを更新
オンライン設計室NO.29_KT-HOUSEを更新しました。
現場では、家具工事が進んでいます。
今回は、システムキッチンとダイニングテーブルを、私たちが合わせてデザインしました。

手前のダイニングテーブルは、ナラの集成材でつくった至ってシンプルな大きなテーブルです。
長さが2.6メートルで幅が75センチもあります。一部に食器などを収納できる引き出しをつくりました。
大きなテーブルなので、食事の他に作業テーブルにもなります。
もちろん多人数での食事にも対応できます。
キッチンは、同様の素材でつくった木質系のキッチンです。
IHクッキングヒーターや食洗器をビルトインしています。
狭小住宅なので、家具は空間に合わせてつくった方が、無駄なスペースがでないので合理的であり、かつ経済的です。

考え方としては、このLDKは、楽しみながら、日々寛ぐということが基本なので、木質系の素材で優しい感触でつくっています。
ハイサイドライトを通して、コントロール可能な自然光が、自然を楽しませてくれることも合わせて考えています。
施主が50代の夫婦で、いわゆる「終の棲家」でもあるので、ゆとりがあり寛げる空間がコンセプトでデザインしています。
私たちは、「終の棲家」という言葉は、あまり好きではないので、「楽の住処 」という言葉で表現しています。
これまで、オンライン設計室NO.23_YA-HOUSEやNO._20_MM-HOUSEはこのような、コンセプトでデザインした熟年夫婦(50歳代、60歳代)のための住宅です。
子育てのための住宅とは、少し考え方が異なる住宅かもしれません。
現場は塗装仕上げなどの最終工程が進んでいます。
投稿者 ooto : 11:31
NO.29_KT-HOUSEを更新
NO.29_KT-HOUSEを更新しました。
現場は、大工工事が進んでいます。
今日は大工の紹介です。
石久保さん(右)と、馬淵さん(左)です。
建匠に工事をお願いしたときは、いつもどちらかの大工になります。

石久保さんは、昨年竣工したNO.27_TD-HOUSEの造作工事を担当していただきました。
そのほかには、NO.05_ON-HOUSEの造作工事をお願いしましました。
ぶっきらぼうで、とっつきにくいのですが、話しをすると繊細な方です。
捻り鉢巻きで、黙々と作業をなさっています。

ベテランの大工、馬淵さんは、以前NO.08_MS-HOUSEの造作をお願いしています。
この住宅は、新宿に建つ木造2階建てで、いろいろ苦労した思い出深い住宅です。
大工は、仕上げ工事のはじまりから終わりまで通しているので、いろいろ話しをする機会があります。
なるべくコミュニケーションをとって、良い仕事をしてもらうよう気を遣います。
特に狭小住宅は、作業スペースにゆとりが無いので、作業の流れを考えながら、効率よく作業する必要があるので、大変です。
もう少しなので、頑張ってください。
さて、青い養生シートに囲まれているので、分かりにくいのですが、外部の仕上げが随分進んできました。

丁度現場に、こちらでつくった完成予想図が張ってありました。
木部、光触媒塗料、など良い感じに仕上がってきました。
足場が外れるのが、楽しみです。
投稿者 ooto : 12:43
TD-HOUSEの1年点検
オンライン設計室NO.27_TD-HOUSEの1年点検に行って来ました。
久しぶりにTD−HOUSEを訪れました。
TD-HOUSEは、大田区に建つ2世帯住宅です。
狭小地でかつ間口が狭いので、計画から工事まで苦労した住宅です。
引き渡し後、1年経過したので、主に瑕疵の点検です。
春夏秋冬を過ごしてみると、温度や湿度の変化により、建具の狂いや、当初では気がつきにくいような、不具合のある部分が出るものです。
今回出た手直し箇所はは、主に建具の部分で修正箇所がありましたが、これは建具屋さんで簡単に直るようなモノでした。

ご家族の生活が慣れて、1年点検が終われば、ようやく本当の引き渡しが済んだという感覚になります。
私たちが設計した住宅には、新しい試みもしています。
1年点検時には、そういった試みの評価も、建て主から聞くことが出来るので、私たちにとっても大切な時間です。
試みの中で、こちらの意図と少しずれたような部分もありましたが、住まい方を工夫してカバーしてもらえところもありました。
しかし大局的には上々の評価をいただき、今後の設計に対する自信と反省につながりました。
外観は、国道が側を通っているので、白い光触媒塗料を使って汚れにくい工夫をしましたが、これは非常に効果的でした。
ダイニングには、床材と同じナラのテーブルが入っていて、部屋の雰囲気ととてもフィットしていました。

近々、写真家の飯村さんにお願いして、撮影させていただくようにお願いしました。
投稿者 ooto : 14:58
NO.29_KT-HOUSEを更新
NO.29_KT-HOUSEを更新しました。
現在、内部の仕上げ工事が進んでいます。
最上階の3階では、仕上げのOSBボードを張りました。
OSBボードは、木材のチップを固めたもので、独特の表情を醸しだします。

この壁面は、綺麗に太陽光が回り込むので、このすまいのなかでも、デザインとして重要です。
扱いが、面倒な材料ですが、大工の石久保さんは、時間を掛けて、丁寧に張り上げてくれました。

OSBボードを、張り上げてみると、良い感じが出ているので、安心しました。
その他、大工工事が着々に進んでいます。
投稿者 ooto : 18:05
NO.29_KT-HOUSEを更新。
現場は仕上げ工事が進んでいます。
今日は大工の石久保さん,を交えて、打ち合わせを行いました。
狭小住宅なので、寸法が細かく規定されているので、大工工事は大変です。
大工の率直な意見を聞きながら、納まりの最終チェックを行いました。

断熱や下地工事が進み、最終仕上げ工事が迫ったきたので、再度現場で仕上げ材の確認を行いました。
カバのフローリングは、ほぼ張り終えました。
表面は濃い色に染色する予定です。

これからは、日ごとに仕上がりが進むので、現場から目を離せません。
投稿者 ooto : 16:20
NO.29_KT-HOUSEを更新
NO.29_KT-HOUSEを更新しました。
現場は仕上げ工事が進んでいます。
今日は施主を交えての現場打ち合わせを行いました。
床・壁・天井材について、現場にて、実物のサンプルを使って、確認を行いました。

何種類かのパースを描き、イメージを膨らませてディスカッションを行いました。
普段、BBSとこのオンライン設計室で、現場の様子を、ネットを使って、施主に報告していますが、やはり現場での実感は、ネットでは感じることが出来ないものを得ることが出来ます。

・外観のパースを見ながら、仕上げのイメージをするのは楽しい作業です。
ネットを活用した家づくりとは言っても、基本はリアルの空間であり、施主との顔を合わせた打ち合わせが基本であることが原則です。
実際の空間を体感した施主のKTさんご夫妻は、3階の空間に想像以上に広がりがあることに驚いていらっしゃいました。
投稿者 ooto : 18:02
NO.29_KT-HOUSEを更新。
NO.29_KT-HOUSEを更新しました。
工事は順調に進んでいます。

躯体はRC構造ですが、最上階の吹き抜け部の屋根は、鉄骨構造です。
先日、鉄骨骨組み及び折板屋根が完成しました。
ようやく、最上階の光の当たり方が実感できるようになりました。

最上階は、リビングとキッチンがあるスペースです。
敷地面積が狭い分、水平方向では、広さを確保できないので、最上階だけは上部に対して高さを確保し、開放感を得るという計画です。
投稿者 ooto : 17:58
RCの現場
NO.29_KT-HOUSEの現場は、躯体工事が終わり、これから内装工事に入る所です。

RC構造は、躯体工事が終ると同時に、コンクリートの床、壁、天井ができあがり、木造や鉄骨造に比べて、建物らしい表情になります。私は仕上工事前のこの状態、コンクリートの壁に落ちる日の光や四面コンクリートに囲まれたこの遺跡(?)っぽい感じが好きで、毎度楽しみにしています。ちょうどこの日は、職人が現場にいなかったので、静寂な雰囲気のなか、撮影をすることができました。

こういうのも、なかなか贅沢で楽しい時間でした。
仕上げ工事をするのが、ちょっともったいなく思ってしまいます(morikawa)
投稿者 morikawa : 15:56
NO.29_KT-HOUSEを更新
NO.29_KT-HOUSEを更新しました。
地下1階地上3階の鉄筋コンクリート構造の躯体が完成しました。
15坪ほどの周囲にアキがほとんどない狭小地ですが、工事は大変でした。
工務店、及び職人の皆様、ご苦労様でした。

次は仕上げ工事のステージに移ります。
躯体が完成したので、ほぼ完成時の空間スケールが体感できるようになりました。
地下室は、ピアニストであるKTさんのためスタジオ、そして上階は今日中スペースになります。

これからは、仕上げ工事のモードになっていきます。
職人はガラってかわって、仕上げ工事の大工、内装工、電気工、サッシ工、設備工などが入ってきます。
投稿者 ooto : 17:41
オンライン設計室no.29_kt-houseを更新
オンライン設計室no.29_kt-houseを更新しました。
梅雨明けの今日は、朝から快晴です。
猛暑の中、最上階のコンクリート打設が行われました。
生コンクリートは、化学反応で熱がでるので、職人達は大変な暑さのなかで仕事をこなしています。

この階で躯体工事は完了です。
さて、先日施主のKTさんを現場に案内しました。
これまで、現場は足の踏み場もないほど、資材が溢れ、クライアントを案内するには危険な状態でした。
この度ようやくサポートのが外れたので、案内することが出来ました。

オンライン設計室で、職人を紹介していたので、今回合う職人もはじめての気がしないという感想をいただきました。
投稿者 ooto : 19:46
NO.29_KT-HOUSEを更新
NO.29_KT-HOUSEを更新しました。
工事は、3階壁の鉄筋工事に進みました。

梅雨の合間の晴天です。
猛暑の炎天下での鉄筋作業は、汗だくです。
気温は優に30度を超し、風もなく、おまけにコンクリートからの照り返しが、暑さを倍増させます。
そんな訳で、一生懸命作業をする職人に、簡単には声を掛けられない雰囲気でした。
ホームページづのネタづくりとしては、失敗です。
職人と設計者の関係まで、写真に現れるモノなので、現場では真剣勝負が必要なのです。(反省)

小さな現場で、基本的に親子で作業を進めていらっしゃるとのこと。
一つ一つの作業は、手で行われます。
鉄筋工は、鉄筋を、現場で曲げ、切断し、組み上げ、結束するという作業です。
鉄筋工の職人たる矜持を感じる部分は、自分たちの組んだ鉄筋は、コンクリート打設後には、コンクリート中に隠れ、全く見えなくなるにもかかわらず、鉄筋を美しく組み上げるところです。
そんな美意識をもった鉄筋工は多いと常々感じています。
投稿者 ooto : 16:14
NO.29_KT-HOUSEを更新
NO.29_KT-HOUSEを更新しました。
2階のコンクリート打設工事の様子です。
2階のコンクリート打設工事とは、2階の壁と3階の床の工事です。
生コン車で運ばれてきたコンクリートをポンプ車で3階の床レベルまで、ポンプアップします。

ポンプアップしたコンクリートを、バイブレーターで振動させ隙間が出ないようにします。一部は木槌で、たたきながらしっかり確かめながら打設が行われます。
「打設」という言葉の語源は、そこから来たのだと思います。

型枠に流し込むのですが、型枠が圧力でばれないよう、型枠大工が付きっきりで保守点検をします。
天気に恵まれて、作業が捗ったようです。
他のRC住宅のコンクリート工事もみてください。
NO.27_TD-HOUSEのコンクリート打設工事
NO.17_SY-HOUSEのコンクリート打設工事
投稿者 ooto : 20:50
NO.29_KT-HOUSEを更新
NO.29_KT-HOUSEを更新しました。
現場は、1階躯体工事が完了し、2階の型枠工事に進んでいます。
梅雨の足音がヒタヒタと聞こえて来ましたので、天気に恵まれて早く工事が進むと良いです。
今日は型枠大工を紹介します。
この現場では、大工は2人のチーム編成です。
山田さんと佐々木さんで、2人とも若い大工です。
てきぱきと、仕事が捗っているようです。

今日は外側の型枠パネルの建て起こしをしていました。
狭い現場なので、資材の運搬が大変です。
黄色い面は、コンクリート打設後に、型枠を外しやすいように塗ってある塗料です。
外周の型枠パネルが起きたら、鉄筋工事が始まります。
その後内側の型枠パネルの建て起こしと、交互に仕事が進み、完成後にコンクリートの打設になります。

ところで、大工の佐々木さんは着物が普段着です。
粋な紫色の着物です。
これで、現場に来るのでとても目立ちます。(笑)
投稿者 ooto : 00:10
NO.29_KT-HOUSEを更新
NO.29_KT-HOUSEを更新しました。
1階の型枠工事が進んでいます。
今回は2階の床まで組み上げられ、コンクリートが打設されます。
非常に狭い場所なので、大工の作業も大変苦労しているようです。
鉄筋工事、型枠工事と交互に作業が進みます。

地上階のレベルの躯体が進むと、ボリューム感を実感します。
敷地の外から眺めて、頭の中で建物の完成形をイメージしながら、デザインの推敲をしています。

梅雨の足音が聞こえてきたので、早く工事が進むといいですね。
投稿者 ooto : 16:44
雑誌掲載とTD-HOUSE
『建築知識』エクスナレッジ刊行の6月号の、”既製サッシまるごと活用ガイド”という特集で、見開き4ページで、大系舎の森川が執筆・解説しています。
この号では、昨年竣工したTD-HOUSEを事例として、外断熱の開口部納まりと窓庇について解説をしています。

ところで、TD-HOUSEは、大田区の狭小地に建つ2世帯住宅です。
RC構造で、外壁は外断熱としています。
この住宅における外断熱の方法は、RC構造を木造で囲い込んでいるような工夫をしています。
その結果、リーズナブルな価格の外断熱構法となっています。
制約条件などあるので、詳しいことはこの雑誌で解説していますので、興味がある方はぜひ見てください。

このTD−HOUSEは、建築基準法の改正を挟んで、完成まで非常に手間取った住宅です。
設計から工事完成までのプロセスは オンライン設計室NO.27-TD-HOUSEをご参照下さい。

さてそろそろ、TDさんご家族もこの住宅に馴染んできた時期なので、そろそろ内部の撮影をお願いしようと思っています。
投稿者 ooto : 11:43
NO.29_KT-HOUSEを更新
NO.29_KT-HOUSEを更新しました。
地下の躯体工事が終わり、これからは地上の工事へと移っていきます。
1階の外側の型枠が立ち上がり、外形をイメージ出来るようになりました。
今日は、時間をとってゆっくり現場に腰を下ろして、眺めてみました。
模型や図面で、想像していたものが、現実になる瞬間です。

設計者として、机の上で想像していたものと、現実の今作ろうとしてモノを何度もすり合わせをしてみます。
この瞬間が、設計者として、一番モノをつくるという醍醐味を感じます。
現場には、想像以上の様々な情報が転がっています。
それらを頭に入れながら、空間の推敲をしていきます。

今日は、壁の配筋検査も行いました。
これからは、内側の型枠を立ち上げ、コンクリートを流す準備を進めます。
投稿者 ooto : 15:36
NO.29_KT-HOUSEを更新
NO.29_KT-HOUSEを更新しました。
現場に入り、検討を重ねていくうちに、袖壁のデザインを変更することにしました。
以前のデザインと比べると、すっきりした感じになります。

机上で考えることは限界があります。
現場に立ち、その場所で考えると多様なアイデアが浮かんできます。
現場には豊かな情報が転がっているのだと、思いました。

現場に入っても、設計の作業は続きます。
投稿者 ooto : 16:11
NO.29_KT-HOUSEを更新
NO.29_KT-HOUSEを更新しました。
地下の型枠と鉄筋工事が終わり、配筋検査を行いました。
地上の床面の型枠が出来たので、地下の大きな穴がふさがれ、道路から見ると、地下工事かどうかすぐに分かりません。心理的にはかなり安心感が出ました。

地下の空間に入ると、型枠の強度を補強するための支柱が、縦横無尽に設置されています。
コンクリートを打設すると、型枠にかなりの圧力が掛かるので、その補強のために設置されたものです。

地下空間は、天井の高さが十分取れているので、狭さの割りには、ゆとりある空間が確保されているのを再確認しました。
投稿者 ooto : 17:39
NO.29_KT-HOUSEを更新
NO.29_KT-HOUSEを更新しました。
基礎及び底部の耐圧版のコンクリート打設が終わりました。
耐圧版は厚みは40センチもありまります。
コンクリート打設後は、山留めを含めた全体の構造が安定したので、上部の山留め補強のための鋼材(巨大ネジ、斜め材、腹起こし)を撤去しました。
一部に地下水が出ています。
底面及び壁面からの湧水は、地下コンクリート版打設後は、止水されます。

工事は、地下壁面の鉄筋工事まで進んでいます。
地下壁面は、地下水の圧力を計算して、配筋しているので、鉄筋量が非常に多くなっています。
地下1階地上3階建ての鉄筋コンクリート造の構造物ですが、おおよそ地下で全体の半分くらいの鉄筋量を使っています。

ところで最近の職人さんは、おしゃれになりました。
現場で素敵な、作業着を見付けました。タトゥー風?
投稿者 ooto : 22:21
NO.29_KT-HOUSEを更新
NO.29_KT-HOUSEを更新しました。
地下の掘削工事が終わり、躯体工事が始まりました。

まずは鉄筋工事から始まります。
ここでは配筋検査を行っています。
今回は良い岩盤が出たので、杭がなく直接基礎になっています。
さすがに土圧がかかるので、鉄筋量は相当多いので、安心感があります。

構造デザインの山領さんに、配筋検査を行っていただきました。
工事担当の建匠江川さんに、立ち会ってもらいました。
地下から、空を見上げると、ビルの谷間の地底にいることが実感できます。

地下水が多少出ているので、躯体が出来上がるまで、ポンプが欠かせません。
今後は、型枠工事、コンクリート工事に入っていきます。
投稿者 ooto : 10:49
NO.29_KT-HOUSEを更新
NO.29_KT-HOUSEを更新しました。
掘削工事が終わりました。
総堀りしたあとの空間は、かなり迫力があります。
上から、今後出来上がる床面や壁面を想像しながら、じっくり眺めていました。
安全な状態になったので、地下面まで下りてみました。
下から地上を見上げると、地下の深さを実感します。

周囲の安全を保つために、腹起こしと呼ばれる茶色い色の鉄骨をめぐらせます。
真ん中には、周囲からの圧力に抵抗するように、巨大なネジ式の突っ張り棒を設置しています。
また四隅には、直角を保つための火打ちと呼ばれる三角形を形作る補強材が入ります。
これらのおかげで、安全に地下工事を行うことが出来るようになります。

このような狭小地の地下工事(山留め工事)を行うための職人達の技術は、ものすごくスキルが高いことを実感しました。
彼らの、山留め工事という職種の仕事は、形に残るものではないのですが、彼らの技術無くしては、地下室が出来ません。
大工や左官屋のように、目に見えるモノが出来上がる職人だけでなく、山留め職人のように、出来上がってしまえば目に見えないけれど、高い技術に支えられた職人がいることを、ぜひ知って欲しいと思います。
投稿者 ooto : 18:32
NO.29_KT-HOUSEを更新
NO.29_KT-HOUSEを更新しました。
現場では、地下掘削が続いています。
狭いスペースで、ユンボを運転操作しているオペレーターの技術は、すごいモノがあります。
オペレーターは、ユンボのアームを、まるで自分の腕のように操り、堀る、運ぶ、押す、たたくなどの動作を行います。

直下の作業を慎重に行うときは、自分の体勢も前のめりとなり運転しています。
足下の危険を感じつつ、慎重に工事を進めていきます。

また地底の作業員は、黙々と掘削の作業を進めています。
危ない作業をこなしていただき、頭が上がりません。
この時点で、掘削量は半分程度です。
投稿者 ooto : 17:02
NO.29_KT-HOUSEを更新しました。
地下掘削工事が始まりました。
親杭、腹起こしなどの仮設の設置を終えて、いよいよ土掘りの段階です。
松矢板で、徐々に塀をつくりながら、掘り進めていきます。
今回は地盤下約4メートルを掘ります。

周囲の住宅が迫っているので、慎重な掘削工事が必要になります。
この段階で、構造設計者の山領さんに、立ち会っていただき、支持地盤を確認します。
ボーリング資料を見ながら、実際に支持地盤が出るのを目で確認します。
掘り進めるうちに、青黒い盛り土から、茶褐色の目指す支持地盤が出てきましたので、一安心です。

ただ予想された通り、地下水が出てきました。
水を処理するために、混和剤とポンプで対処しながら掘り進める必要があります。
かなり大変な地下工事です。
投稿者 ooto : 16:32
NO.29_KT-HOUSEを更新
NO.29_KT-HOUSEを更新しました。
建築確認が下りて、工事契約が終わりいよいよ着工です。
2008年の工事費高騰に伴い、一時設計を中断していました。
また、設計を見直し、地下1階地上4階建ての鉄骨構造を見直し、地下1階地上3階建てのRC構造に設計変更しました。
2009年に入り工事費も落ちついてきたので、クライアントのKTさんも先に進むことを決断し、晴れて工事再開となりました。
外的な要因があったとはいえ、戸建て住宅で、設計期間として、1年半以上も掛かってしまったのは最長記録です。
さて、中断期間中コイン駐車場として使用されていた設備も撤去され、いよいよ地下工事の準備が出来ました。
地下工事に入る前に、遣り方が行われ、建物の正確な位置が設定されました。
一方、現場工事に入る前には、図面による工事の確認がデスクワークとして平行して行われます。地下工事、設備工事、型枠工事など、実際の工事が始まる前の仕事はいろいろあります。



さて、3月に入り、ようやく重機が入り、地下工事用親杭が施工されました。
実際の工事が始まると、設計者として緊張感が一気に高まります。
投稿者 ooto : 18:06
NO.29_KT-HOUSEを更新
NO.29_KT-HOUSEを更新しました。
実施設計が完了しました。
地下1階地上3階建て、RC壁式構造です。
計画当初は地下1階・4階建てで計画していたのですが、冷却期間を置き、再開したときに内容を見直し、地上3階でまとまるようにしました。

概算見積の結果、予算も以前の高騰していた価格ではなく、かなり当初予算に近づきました。
地上3階にLDKを配置しているのは、ホームエレベーターを装備しているからです。
日常生活の中心であるLDKを3階に配置しても、ゆるやかな階段と、エレベーターがあれば、不自由なく上り下りが可能です。

この階には、一部吹き抜けを設け、縦の伸びやかな空間をつくっています。
平面的には、広々とした空間をつくることは難しいからこそ考えた、狭小住宅のアイデアです。
投稿者 ooto : 21:41
NO.29_KT-HOUSEを再開しました。
一時休止していたプロジェクトを再開しました。
・これまで休止していた理由
2007年夏から始まったこのプロジェクトは、この半年間、休止していました。
KTさんと相談して、工事費が落ち着くまで待つことにしていたからです。
休止の理由は、主に住宅を取り巻く建築工事の高騰などの経済的なものです。
当初、この住宅は、地下1階、地上4階建てで計画を進めていました。
そして2008年春には実施設計及び構造計算も完成させ、確認申請を提出する直前まで作業は進んでいました。
しかし設計が完了した2008年の春の時点では、鉄材の高騰が激しく、また石油の値上がりに端を発した住宅部品の値上がりで、工事見積金額が、予定金額を大幅にオーバーするという事態になってしまいました。
特に設計期間の半年の間は、建築資材高騰が一番激しい時期と平行してしまい、最終的に工事費において苦戦する結果になってしまいました。

・異常な経済事情だった2008年
私自身初めての体験なのですが、2008年の春頃は、鉄骨材は、時価でしか値段が付かないという異常事態になっていました。
鉄材は時価であり、1週間毎に値が変わるというから、話しになりません。
笑い話ではありませんが、まるで寿司屋のネタのようでした。
通常、建築工事においては、工事金額が確定してから工事契約を結びます。
しかし、今回は、地下工事があり、実際の鉄骨工事は工事契約後、3ヶ月程度後になります。
鉄骨工事費は、その時点で再度見積をして確定させるというのです。
鉄骨構造ですから、鉄材の工事費に占める割合は高く、また工事金額が定まらない工事契約など、出来ないということで、KTさんと相談して、しばらく落ち着くまで工事を休止することにしました。
2007年から2008年は、住宅だけでなく世界経済にとって、たいへんな激動の年です。
特に、建設資材や石油製品の新興国の需要が増えて、国際的情勢が原因で資材が高騰するということを、実感した年でもあります。
最近、大手鋼材メーカーが、薄型鋼板(建築では主に屋根や外壁材に使います。)において、価格カルテルが行われていたのではないか騒がれていますが、そういったことは現場の人間とては、薄々実感していたことでした。

・仕切り直しで再出発
現在、世界的な金融不安に襲われていますが、異常な資材高騰は一段落しています。
KTさんと相談して、そろそろ再開しても良いのではと判断し、計画を再出発することにしました。
ただし、休止期間中に計画自体の見直しも行っていました。
当初、地下1階・地上4階建ていう構成でしたが、地下1階・地上3階建てで見直して見ることにしました。
実は建築基準法上、3階建てと4階建てでは、内部階段の扱いが大きく異なります。
4階建ては、階段室に防火ドアを設け、区画しなければなりませんが、3階建てにその必要はありません。
当然工事費もその分下がります。
また、地上の構造も鉄骨造を中止し、RC構造を採用しました。
鉄骨造にくらべ、RC構造は鉄材の工事費に占める割合が低いからと言う理由もあります。
ということで、地下1階地上3階建てのRC構造として再出発することになりました。

立地的に、コインパーキングとして活用できる場所なので、着工までの間はパーキングとして稼ぐことが出来ることは、不幸中の幸いでした。
駐車場としては、2台しか貸すことが出来ませんので、敷地の狭さを実感することが出来ます。
現在実施設計中で、来年2月頃着工予定です。
投稿者 ooto : 16:39
TD-house竣工(間近)
先日オープンハウスを行ったTD-houseは、竣工間近です。施主検査の時にでた是正工事や、お施主さんがカーテンの取り付けをしたりと、引っ越しの前準備といった状態です。
この時期になると、職人さんもほとんどいないので、静かで落ち着います。その中で仕事をしていると、毎度のことですが、竣工間近で嬉しい反面、手を離れてしまう悲しい気持ちにもなります。
現場が活気良く動いているときは、こちらも気を張って現場にいって、事務所に戻って遅くまで図面を書いたり、急な現場からの連絡で肝を冷やしたり、と、穏やかな気持ちでは現場を過ごせないものです。
TD-houseは、建築基準法の大改正もあって、お施主さんと顔を合わせてから、もう二年もたちました。いろいろなことがありましたが、お施主さんのご理解と、職人さんや、工務店さんの協力で良い物ができあがったと思います。

と、穏やかな気持ちで事務所に帰っても、別のプロジェクトがもちろん活気良く動いてるので、すぐに気の張り直しです。
(森川)
投稿者 morikawa : 11:48
TD-HOUSEのオープンハウスが行われました。
9月6日(土)に開催したNO.27_TD-HOUSEのオープンハウスには、多数の方にお越しいただきましてありがとうございました。
自分が設計した住宅の中で、それを前にして具体的にお話しできる機会はあまりないので、いろいろな方とお話し出て良かったと感じています。
最近は都心部の、厳しい条件の中で設計する機会も多く、このTD-HOUSEのように、狭く厳しい条件の住宅の中で、具体的に成果物を見ていただくことで、いわゆるハウスメーカーの展示場とは全く異なった、リアリティーを持っていただくことが出来たと感じております。
戸建て住宅を、2世帯住宅に建て替えるためには、以前の住宅より密度を上げる必要があるわけですが、部屋の広さや個数などのハード面だけでは解決出来ないことが多く、各世帯が住まい方の工夫や、距離感などメンタルな面の調整や計画が必要になるので、当然私たちとしても、設計の難易度は高いと思います。
しかし、いろいろなハードルを越えて、住宅が完成してみると、そこにかかわった施主、設計者、工務店・職人達からは高い達成感が得られることを実感しています。

そういった意味で、今後もこういった機会を多く持てれば、良いなと感じております。
今回のTD-HOUSEは入居前の状態ですが、出来ればよりリアリティーを上げるため、入居後の住宅を見ていただくけるような機会をつくろうと現在、計画中です。
今はSUMAI-OPENというホームページを立ち上げ、現在数人の仲間とその方法を徐々に検討中です。
今後このの活動を徐々に進めていきますので、よろしくお願いいたします。
投稿者 ooto : 10:30
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