2008年05月11日
NO.30_HT-HOUSEを更新
NO.30_HT-HOUSEを更新しました。
工事価格の調整で、着工が伸びていましたが、価格調整もすみ、ゴールデンウィーク後にようやく、工事着工です。
また、確認申請もようやく下りて、いつでも着工可能な体制が整いました。
施工は、横浜の東海建物で、NO.11_TN-HOUSE,NO.25_KN-HOUSE,NO.26_NK-HOUSEでもお世話になっています。

まずは、遣り方工事です。
これは実際の敷地に、建物位置を正確に記す作業です。
赤い水糸と呼ばれる、糸をつかって、仮設的に建てられた板に、壁の芯を記す工事です。
敷地形状が、三角形なので、直角が取りにくく、精密測量器械を使いましたが、作業に少々手間取りました。
建物の位置は、あとで修正ができないので、慎重に行います。

建物の位置が決まったあと、打ち合わせのためにきていただいた、HTさんと一緒に、実際の建物の位置をイメージして、確認しました。
この段階では、まだ3次元の立体をイメージするのは難しいのですが、これから出来る家に、ウキウキする心躍る時間です。

投稿者 ooto : 15:59
2008年05月02日
NO.27_TD-HOUSEを更新
NO.27_TD-HOUSEを更新しました。
躯体工事は3階の部分が進んでおり、終盤に入りました。。
狭い敷地の工事なので、職人はスペースを確保しながら、作業を進めています。
大工はチームワーク良く、作業しています。
親方の写真を撮らせていただきましたが、職人気質を感じさせる風貌です。

外観としては、全体のスケールがほぼ把握できます。
この段階になると、小さなライトコートに入る日や、室内の光の濃淡などが把握できるので、より詳細に完成型をイメージできます。
想定できていなかった部分は、微調整出来るので、気を抜いてはいられません。

現場は整理整頓されているのですが、それでも危険が一杯です。
先日、ちょっとしたはずみに釘を踏んでしまいました。
錆釘は危険なのだそうですが、現場で応急処置をしていただいたおかげで大事に至りませんでした。

RC構造の建物は、所定の強度が確保出来ないと、サポート柱が撤去できません。
コンクリート打設後、ほぼ1ヶ月経過しないと綺麗に片づかないてきます。
その時期には、施主をゆっくり案内しようと思っています。
投稿者 ooto : 09:41
2008年04月26日
NO.30_HT-HOUSEがようやく着工
オンライン設計室NO.30_HT-HOUSEがようやく着工します。
先日、着工に先立ち、地鎮祭がとりおこなわれました。

場所は横浜市の郊外です。
周囲はなだらかな起伏があり、とてものどかな場所です。
最終デザインも決まり、模型写真を掲載しました。



土地探しから、お手伝いしたプロジェクトなので、完成が楽しみです。
三角形の土地で、設計が難しい部分もありましたが、内部的にも面白い設計になっています。
設計時期と、工事費の値上がりが重なり、価格調整に時間が掛かりましたが、連休明けにいよいよ現場が始まります。
投稿者 ooto : 11:09
2008年04月16日
オンライン設計室NO.32_YN-HOUSEを掲載
オンライン設計室NO.32_YN-HOUSEを掲載しました。
このプロジェクトは、埼玉県の地方都市に建つ築約30年の戸建て木造住宅の耐震補強工事及びリフォーム工事です。
この住宅は、60歳代のクライアントが、一人で住むための、老後の住宅=楽の住処です。
一般的には、2階建ての一戸住宅は、子育てを前提につくられていますが、子育てが終わった家族にとっては、大きすぎるものです。
BEFORE
AFTER
今回、限られた予算を有効に配分するために、耐震補強は、生活空間を重点的に行い、
またリフォームも、今後生活の中心になる1階だけを行っています。
今後は、1階を中心にコンパクトに生活するという考えです。
ここでは、耐震診断の結果と、補強工事及びリフォーム工事の様子流れを簡潔にまとめてみました。
実は、このプロジェクトは、1ヶ月程度の短い工期ですでに完成しました。
工事は、東松山市の小島建設にお願いしました。

今回は、軸組の補強方法などに新しい試みを行ったので、いつものようにオンライン設計室にプロセスをまとめてみました。
投稿者 ooto : 20:15
2008年04月14日
NO.27_TD-HOUSEを更新
オンライン設計室NO.27_TD-HOUSEを更新しました。
1階のコンクリート工事が終わり、2階の型枠・鉄筋工事が始まりました。
1週間毎に作業が進んでいく様子が、はっきりとわかるので、現場監理が楽しみです。
この住宅では、近隣が迫っているので、工事が大変です。
資材置き場を確保するのが大変だと、職人がぼやいていました。(笑)

ところで、現在の様子を、模型と比較すると、完成後の大きさやイメージがつかめます。
こうやって現実味が増してくるのは、ワクワクした気持ちになりますね。
正面の写真
上と比較してください。
建築基準法の改正で、事務作業に追われて、大幅に工期が遅れてしまいましたが、現場の作業が進むのを見ていると、そんなことも忘れて元気が出てきます
躯体工事としては、現在がクライマックスと言えるでしょう。
作業が一段落したら、施主を現場に案内することになっています。
投稿者 ooto : 11:17
2008年03月29日
NO.27_TD-HOUSEを更新
NO.27_TD-HOUSEを更新しました。
現場は、1階の躯体工事に進んでいます。
1階部分の型枠、鉄筋工事が完了して、コンクリート打設まで掲載しました。
天気が安定していて、現場が順調に進んでいます。

敷地の建物周囲が迫っており、スペースが確保することが難しい状況です。
しかし職人達は工夫をして、作業が円滑に進んでいます。

コンクリート打設の日は快晴で、気持ちの良い一日で、作業がはかどっていました。
確認申請では、大分手間取りましたが、大分形が見えてきましたので、気分も晴れやかになります。
投稿者 ooto : 15:59
2008年03月17日
NO.31_NM-HOUSE
NO.31_NM-HOUSEが、ほぼ完成しました。
今回は昭和48年竣工の戸建て住宅を、耐震性を確保して、同時に2世帯住宅へとリフォームするプロジェクトでした。
着工前の住宅は、はじめて調査したときは、床が傾斜しているのが体感できるほど、耐震性がない建物でした。
耐震診断を行ったところ、耐震指数が1.0以上求められるところが0.4台程度しかないことが判明しました。
そこで
以上、トータルでのバランスを考慮しながら、耐震補強を行いました。
なおかつキッチンやトイレまわりも直し、全く新しい住宅に生まれ変わりました。


コストとしては、新築住宅の50%程度でしょうか。
古い建物をスクラップ&ビルド方式で、建て替えるだけではなく、耐震補強+リフォームという方法が、今後、一つの選択肢として考えるべきだと思われます。
土地価格や工事費の値上がりに悩まされることも多いのですが、新築だけではなくリフォームして住むということが本格的になる予感があります。

今回の工事では、建匠の辻さん、江川さんに大変お世話になりました。感謝です。
ただし残念ながら、引っ越しが迫っているので、今回オープンハウスは開催出来ませんでした。
設計を工夫して、クライアントにとって愛着がある古い住宅が住宅が、全く新しく生まれ変わり、クライアントに喜んでいただくことは、設計者としてとても嬉しいことです。
投稿者 ooto : 00:48
2008年03月06日
NO.31_NM-HOUSEを更新
オンライン設計室NO.31_NM-HOUSEは、仕上げ工事が進んでいます。
リフォームは、改修前と比べて、空間が変化している点を比較するとおもしろいですね。
今回は、2階の空間を、改修前の写真と比べてみました。
クライアントにとっても、長年住んでいらっしゃるので、住まいが変化していく様を見るのが、おもしろいようです。


しかし、逆の意味で、リフォームはクライアントの住宅に対する思いや、建物の歴史を引きずっているので、中々きっぱりといかないことが多いことも実感します。
特に長年住んでいらっしゃるお年寄りは、これまでの思い出などが詰まっているので、どこかでリフォームしたくない気持ちがあるようですので、とてもセンシティブになることです。
仮住まいの関係もあり、スピードが要求されていましたが、現場の努力で、何とか期間内に完成の見込みがつきました。
ただし、残念ながらすぐに入居の予定なので、オープンハウスを行うことは出来ません。
もしこのブログをご覧の方で見学希望の方がいらっしゃれば、ご連絡下さい。
調整がつけば、ご案内することも可能です。
お気軽にご一報下さい。
ooto@taikeisha.net
投稿者 ooto : 16:18
2008年02月25日
NO.31_NM-HOUSEを更新
NO.31_NM-HOUSEを更新しました。
基礎や耐震壁の補強工事がほぼ終わり、住まいのデザインに関する部分の工事に入りました。
2階の天井は、古い小屋組をそのまま露出したデザインとしています。
天井が高くなり、開放感が出ています。
濃いめの床コルクと、梁の色合いが調和しているので、落ち着いた空間になりました。

冬の低い日が奥まで差し込み、暖かい環境が出来ています。
NMさんは、多忙にもかかわらず、現場へ通っていています。
リフォームで短い工期ですが、出来る限りの最善策を実現できるよう努力しています。

工期はもう少しで、最後の追い込みに入っています。
投稿者 ooto : 20:16
2008年02月18日
TD邸杭工事
建築基準法改正の影響で確認申請が長引いていたNO.27_TD-HOUSEが、いよいよ着工しました。TD邸は、地盤があまり良くないため、杭が必要になってきます。その杭工事が行われました。

実は、今回の法改正で最もとまどったのが杭でした。これまでは、杭の設計を行っておいて、確認申請の後でも、各メーカーの同等の物であれば認められたのですが、法改正後はそれを決定しなければならなくなったのです。そのため、数社から見積もりをとり、確認し、調整し・・・・・・・・、でなんだかんだと時間がかかってしまいました。

手間取ってしまった杭工事も順調に進んで一安心といったところです。
現場作業が本格的に始まりだすと、緊張感がでてきます。気を引き締め直していきます。(森川)
投稿者 morikawa : 17:24
2008年02月12日
NO.31_NM-HOUSEを更新
NO.31_NM-HOUSEを更新しました。
今回は、耐震補強工事の実際です。
屋根の葺き替え、基礎の補強工事、筋交いの補強工事、水平面の補強工事など、耐震に関わる上部構造の評点を上げるための様々な補強工事が行われています。

耐震補強設計・及び補強工事は、一般的には事前には、非破壊の状態でしか調査できないので、事前に調査が不可の部分が多くあります。
したがって、工事を始めてから、計画を修正する部分が出ますが、適宜判断しながら作業を進めていきます。
今回は、幸い多くの部分で事前に予測した状態と現場がほぼ一致しました。
ただし各部の詳細では、予想外の状態であることも多いので、迅速で適切な判断が求められますので、気を抜くことが出来ません。

また今回のプロジェクトでは、耐震補強工事だけでなく、2世帯住宅としての住み心地の良い住宅をつくる必要があります。
ここでは、両者をバランス良く、実現することが求められています。
投稿者 ooto : 08:57
2008年02月07日
NO.27_TD-HOUSEが着工
確認申請の長期化で長らく休止状態にあったNO.27_TD-HOUSEがようやく再開されます。
昨年9月(2007/09)の末に提出した、確認申請が、昨日(2008/02/06)ピアチェック機関を経由して、ようやくおりました。
以前ならこの住宅レベルでは1ヶ月程度で下りていたものですが、今回は申請から認可まで4.5ヶ月かかりました。
実際には、申請受付に至るまでの段取りが以前と全く異なる流れになるので、実質的には6ヶ月掛かりました。

TD-HOUSEの家づくりのスケジュールが、偶然昨年6月に施行された建築基準法が適用された時期と、符合してしまいましたので、GDPを下げてしまったといわれる社会現象に巻き込まれたかたちです。
クライアントのtdさんご家族(2世帯)も、想定外のことでいろいろ大変であったと思われますが、ご理解をいただきなんとか着工に至ることが出来ました。
新聞やテレビでも取り上げられていましたが、不透明な建築基準法の改正は、建築の流れを大混乱に落としいれています。
今回の件を通して、現場にたつ設計者として実感したことはいろいろありますが、詳しくはオンライン設計室NO_27-TD-HOUSEをご参照下さい。

確認申請が下りる時期を見据えて、工事契約と地鎮祭を行いました。
結果的に、地鎮祭は確認申請が下りた日と重なりました。
雪の降りしきる中地鎮祭が行われ、いよいよ着工の準備が調いました。

なお、今回の工事は、NO.5_ON-HOUSEなどの施工を担当していただいた建匠にお願いすることになりました。
投稿者 ooto : 10:50
2008年01月10日
耐震補強とリフォーム
現在進行中のプロジェクトですが、東京都心部の木造2階建て・一戸建て住宅の耐震補強兼リフォームの工事が始まっています。
これは、オンライン設計室で近日中に、公開する予定です。
この計画は、都心の古い1戸建て住宅を、耐震補強をして2世帯住宅にするものです。
建築基準法における耐震基準は、徐々に整備されており、古い木造住宅は、古い建築基準法に則ってつくられているので、現在の耐震基準をほとんどが満たしていません。

昭和48年建築のこの住宅でも、建て主が悪いわけではないのに、危険建物扱いをされるのは、心外でしょうが、実際耐震診断を行うと、かなり低い数値になります。
屋根の改修、基礎改修、筋交いの補強などをしっかりさせてから、二世帯住宅へのリフォームを行っていますので、かなり労力のいるプロジェクトです。

そんなこともあって昨年頃から、耐震診断、耐震補強、リフォームという流れのプロジェクトが増えてきました。
動機としては、阪神大震災や、新潟地震をはじめとする大地震を見てから、心配なされる方が多いということだと思います。
また、この場合の依頼者は、これから老後を迎える60才前後のご家族が、これからの生活にフィットする住宅にリフォームするという方が多いようです。
また若世代でも、このところ急速に土地価格、建設費が高騰してようなので、新築ではなく、コストを抑えるために古い住宅をリフォームして、住んでいこう言う傾向が強くなってくると思われます。
都心における大地震における災害問題、住宅解体に対するのゴミ処理場問題などもあり、今後戸建て住宅は、改修が増えていくことは間違いないように思えます。
投稿者 ooto : 11:11
2007年11月06日
NO.28_NA2-HOUSEの現場監理
昨日は、NO.28_NA2-HOUSEの現場監理で、静岡へ日帰り出張でした。
あいにくの曇り空でしたが、東名から富士山がはっきり見えました。
昼は、富士川サービスエリアで、一休み。
ここから富士川越しに見える富士山は、とても美しい。
デジカメでは、再現出来なかったのですが、ちょうど北斎の版画に出てくるような富士山と空模様でした。

はっきりした名前は忘れましたが、由比名産・海鮮丼を昼食でいただきました。
炊き込みご飯+しらす+桜エビが絶妙なおいしさを醸し出していました。
値段は690円と大変お得でした。

さて午後から現場では匠工務店に加えて大工、設備屋、電気屋を交えて、納まりの打ち合わせをまとめていると、すっかり夕方になっていました。
いつも帰りは、清水インターチェンジから東名に乗るのですが、今日は気分で国道1号線を通って、帰宅の途につきました。
富士川あたりで東名に乗るつもりでしたが、道が空いていたのでそのまま箱根超えをしてしまいました。
1号線沿いに芦ノ湖の湖畔を通り、箱根マラソンのコースを通って小田原に出ました。
もう20年ぶりくらいの箱根超えでしたが、気分転換になりました。
投稿者 ooto : 23:50
2007年11月01日
NO.28_NA2-HOUSEを更新
NO.28_NA2-HOUSEを更新しました。
昨日は、静岡の現場へ日帰り出張でした。
10月の後半になり、ようやく工事が開始されました。
昨夜の雨が嘘のような快晴で、静岡への気持ちの良い東名高速。
御殿場を過ぎるあたりでは全く見えなかった富士山が、由比のパーキングで振り返ってみると、冠雪をかぶった見事な姿を見せてくれました。
春からもう10回近く、静岡へ来ていますが、はじめて見えた富士山の姿。

現場は解体工事が始まり、問題点を打ち合わせ。
職人とは、初めての顔合わせ。
大工の牧野さんとは、細かな納まりの打ち合わせを行いました。
夕方暗くなる頃にはヘトヘトになり、帰路につきました。

帰り道、いつものように由比のパーキングで、桜海老そばをいただき一休み。
また来週現場へ行く予定です。
投稿者 ooto : 01:38
2007年09月26日
確認申請の混乱続編
改正基準法に関わる、確認申請の混乱状態について、ようやくマスメディアで社会面の記事として扱われはじめてきました。
今週の9/23(日曜日)、たまたま目にしたTBSの”噂の東京マガジン”というテレビ番組では、この改正建築基準法の混乱についてがテーマでした。
番組内容は、視聴者の立場で、ほぼ正当な扱いだったと思います。
1,法の内容を国民にきちんと周知していない。
2,法だけ決めて、運用規定がないので、審査が出来ない
3,設計変更すると再審査なので現実的には、施主の意向を設計に取り入れられない。
4,新しい法に対応した、構造設計の認定ソフトがない現実。
5,ピアチェック(2重チェック)で、本当に偽造は防げるのかなどなど。
番組の、コメンテーターが、違反した設計者の罰則規定をもっと重くすれば、こんなことしなくて良いのではという意見がありました。これに関しては、近々建築士法が改正されて、罰則規定が強化されるようですが、このことは番組では調べていなかったようです。
ともかく、これらの手続きを踏むための負担は、全て建て主にくるという現実が、重要なポイントだと思います。先が見えない審査期間、施主の金銭的負担は相当なものです。
当事務所が扱っている現実的な確認申請現場でも、審査機関の対応や情報が変化して、先がつかめない状況が続いています。全く困ったものです。
投稿者 ooto : 12:24
2007年06月04日
半年の姿(NO.24_AK-HOUSE)
NO.25_AK-HOUSEを更新しました。
入居後、約半年が経過し、外構もほぼ完成したので、写真撮影をさせていただきました。
撮影日は、天気に恵まれ、いろいろな表情を撮ることが出来ました。
写真家の飯村さんの写真は、後日掲載します。(この写真は、大戸撮影)

この住宅は、敷地の間口が、わずか4.5メートルしかなく奥行きが約20メートルという、超細長な敷地で、いわゆるウナギの寝床と言われる形状です。
建物の間口も同様に、壁芯で約3.4メートル、つまり2間ないという、幅が狭い住宅です。
この敷地に、狭さを感じさせず、かつ採光・通風を確保して、アメニティーの高い住宅を作ることが、この住宅の設計テーマでした。

また一方で、美術が好きな家族が個性的に住みこなすための、様々なデザイン的な工夫を施しました。
設計上、一番の工夫は構造にあります。
中心部の階段まわりを、木造ラーメンで堅め、なるべく間仕切り壁で、視線を遮らないような工夫をしてあります。(参考資料:オンライン設計室)
一方、斜線制限をクリアーしながら、様々な開口状の工夫で、晴れていれば、一日中どこからか日が差し込むようになっています。
北側採光、間接光なども考慮して、設計を行いました。

出来上がった住宅に、クライアントのAKさんも、満足していただいているようです。
この住宅は、土地探しから、一貫してサポートしてきたプロジェクトです。
参照:仮の完成写真(撮影:大戸)
参照:設計から完成までのプロセスはオンライン設計室NO.24_AK-HOUSE
投稿者 ooto : 11:15
2007年05月31日
コンクリートの試験
コンクリートは実際に現場での工事前に工場であらかじめ試験して、強度や配合を確認します。
コンクリートは緩すぎると強度は出ないし、堅すぎると工事がしづらいので丁度良い緩さにする必要があります。これを数値にしたのがスランプ値といいます。この試験法は、中空のコーンのなかに練ったばかりのコンクリートをいれて、コーンを引き抜いたときにどれだけコンクリートが崩れるか、という意外と原始的な方法で行います。
その他、配合する比率を数値で確認したり、試験体を採取して、一定の期間が経過した際の強度を確認したりと、いくつかの試験をします。
こうしてコンクリートは品質管理されているのです。
施工の際にも注意が必要です。コンクリートは、時間がたつと反応が始まってしまうので、工場から現場までの搬入の時間の管理が大切です。このあたりは現場監督が、しっかりと時間管理してくれているので、あまり間違いはないと思いますが、木造や鉄骨とはことなる、湿式特有の管理になるのです。
こうした段階を経て、実際に現場でコンクリートが打設されます。
事例1 SY-house オンライン設計室より
事例2 MM-house オンライン設計室
(森川)
投稿者 morikawa : 10:48
2007年05月28日
NO.12_hm-house再訪
先日約5年ぶりにNO.12_hm-houseへ、伺いました。
別冊大系舎に、掲載させていただくためのヒアリングでした。
長い間伺ってなかったのですが、室内を流れる空気は以前と同じで、時間の経過を全く感じませんでした。
この住宅は、敷地がの間口が狭く、奥行きが深いいわゆるウナギの寝床とい呼ばれる形状です。おまけに隣家はくっついており、工事が難航しました。
また敷地面積は、18坪で、かつ2世帯住宅という厳しい条件でした。
法律的には、北側からの高度斜線制限が加わり、がんじがらめの条件です。

それらの悪条件をクリアーするために、スキップフロアー、中庭という解決方法を採用しています。当日のレポートは後日、別冊大系舎に掲載いたします。
さて今回伺って感じたことは、hmさんのご家族が実に上手に住んでいるといこと。

居室の幅は、たった1.8mしかありませんが、隣接するベランダを空間の広がりとして利用することで、狭さを感じないようしています。そのベランダの置かれた植物や遊具の楽しさは、上手く使われていることを実感させられます。
階段室の階段脇の収納は、目一杯の活用されており、生き生きした様子が伝わってきました。hmさんのご家族は、肩の力を抜いて、好きなインテリアを、楽しんでおられる姿は、設計者として嬉しい限りでした。

あいにく当日お会いできなかった、お婆ちゃんのお部屋も拝見しましたが、いろいろインテリアを楽しんでいるようでした。
とりあえず、当日の写真は、オンライン設計室に掲載しましたので、ご覧いただければと思います。
・竣工時の様子はこちらで。
投稿者 ooto : 18:42
2007年05月21日
鉄筋コンクリート打ち放しの作り方
鉄筋コンクリートは、組まれた鉄筋を囲うように型枠を組んで、その中にどろどろのコンクリートを流しこんで固まるのを待って型枠をはがして完成、となるのですが、打ち放し仕上げとはその上に仕上げをせずに、コンクリートをそのまま仕上げ材とすることを言います。

コンクリートの作り方から分かるように、コンクリート打ち放しの表情は型枠で決まります。一番よく見るのがツルツルの型枠。これを遣えばツルツルコンクリートになります。丸い穴は型枠を押さえるための金物の跡なんです。

(事例)SY-house
たまに見るのが、杉板型枠。これを遣えば、杉の木目がでて、やさしいテクスチャーになります。
下地の上に仕上げ材を貼っていくというのが多くの仕上げの考え方ですが、テクスチャーの跡を残すの仕上げの考え方はおもしろいですね。(森川)
投稿者 morikawa : 11:43
2007年05月18日
コンクリート打ち放し仕上げについて
最近、コンクリート打ち放し仕上げについて、再考を迫られています。
一部の人には、コンクリート打ち放し仕上げは、とても人気があり、仕上げに使ってくださいという要望があります。無機質で、シンプルなイメージを好まれるからなのでしょう。
ただし、この打ち放し仕上げを、外装として使うことは、最近私自身はおすすめしていません。
というのは、最近の雨が酸性化の傾向が強まり、いわゆる酸性雨となって建物を傷めやすいからです。
その理由は、コンクリート自身がアルカリ性であり、酸性雨にふれると、中性化してしまい、ぼろぼろになってしまうからです。
pH5.6以下の雨を酸性雨というのですが、日本に降る雨の平均値はpH4.8だそうです。
原因は化石燃料の燃焼による煤煙などの人工的な影響の他、火山活動の影響もあるそうです。
近年は、中国からの大気汚染の影響が大きいそうです。

町のなかで気をつけて観察すると、コンクリート打ち放し仕上げの外壁の劣化が目立ちます。
中性化すると外壁の表面が、ざらざらになり、埃を吸い込み、余計汚く見えます。
こうなると竣工時には、美しくシャープに見えた外観も、たった数年で汚くなってしまうものもあります。
こういった雨の被害を予防するために、通常打ち放し仕上げには、無色透明な撥水剤を塗布します。
衣類の撥水剤と同じような効果を期待しているのですが、通常数年で効果がなくなります。
数年後には、再塗布すべきなのでしょうが、足場の費用も必要だったりして、なかなかそこまで手が回らないことが多いようです。
そういった意味で最近は、RC構造の建物も、外観は他の仕上げを施すことをおすすめしています。
材料としては、タイル、金属板などいろいろあります。
外壁例:モザイクタイル(マイクロガード加工)
ただし、インテリアとしての打ち放し仕上げは、汚染の心配がないので、デザインとして活用するようにしています。
ナチュラルなテイストが、木やi石、左官などの自然材料と良くバランスするので、使いやすい感じがします。

その場合、前の日記に書いたように、外断熱と組み合わせて使うと、蓄熱体として活用できるので、一挙両得です。
和室壁1
和室壁
事例1:NO.21_MM-HOUSE
賃貸A:玄関
賃貸B:内壁の一部
賃貸C:曲面内壁の一部
事例2:NO19_SY-HOUSE
投稿者 ooto : 11:22 | トラックバック (0)
2007年05月15日
鉄筋コンクリート造の外断熱
鉄筋コンクリート造の建物では、外断熱がとても有効です。
外断熱とは、建物を外側から断熱材ですっぽりとくるんでしまう断熱の方法で、大きな長所は、コンクリートの構造体を蓄熱体利用することで、外気の影響をうけにくく、内部の温度変化が少なくなり、保温性に優れるということです。
つまり、冬に室内を一度暖めたら冷めにくく、夏に冷やしたら暖まりにくくなるということです。
当事務所でも、過去に鉄筋コンクリート構造で外断熱工法を使っています。
SY-HOUSE(完成写真)
MM-HOUSE(工事プロセス)(完成写真)
どちらも効果覿面で快適な室内環境です。
ちなみに、木造や鉄骨造の場合は間違われやすいのですが、外断熱とはいいません。これらの構造は蓄熱体ではないのでこの効果は期待できないのです。だから、鉄筋コンクリートの場合と区別するために、木造や鉄骨造の場合は外張断熱工法といいます。(森川)
投稿者 morikawa : 10:40 | トラックバック (0)
2007年05月14日
オンライン設計室NO.26_NK-HOUSEを更新
オンライン設計室NO.26_NK-HOUSEを更新しました。
今日は、NKさんのお宅の撮影でした。
以前から注文していたテーブルと椅子が揃ったとのことで、写真家の飯村さんと、スタッフの森川と一緒に伺いました。

早朝は曇り気味で心配していましたが、現地に着くとしっかり青空が見えてきました。
今の季節は新緑が美しいので、写真撮影には最適な季節です。

太陽の角度は、かなり高くなっていると思ったら、もう一月すれば夏至が来るのですね。
庇の効果で、太陽光はしっかりカットされています。
こちらに来て、土いじりが増えたという奥さんが、勝手口の近くで栽培しているイチゴが、実をつけていました。

朝の9時過ぎから、約2時間で撮影は終わりました。
最後に、コーヒーの器好きの奥さんが入れて美味しいコーヒーをいただきました。
今日の画像は、大戸の撮影です。
飯村さんの画像は、後日アップします。
投稿者 ooto : 18:29 | トラックバック (0)
2007年05月09日
オンライン設計室NO.25_KN-HOUSE
オンライン設計室NO.25_KN-HOUSEを更新しました。
家具が揃って、落ち着いたのとの連絡受け、連休中の5/3日に、撮影させていただくために、KNさんのご自宅へ伺いました。
新緑が美しい時期で、入居後植えられた植裁が良い感じでした。

今回は、カメラマンの飯村さんにお願いして、撮影を行いました。
このページの写真は、大戸の撮影ですので、飯村さんの写真は、後日アップします。
天気の変化が大きかったのですが、撮影時には晴れ間が見え、最高の日和になりました。
この住宅のテーマは、ともかくローコスト。
ほぼ、住宅部品は、既製品だけを使い、徹底的にローコスト化を行っています
吹き抜けなどの、派手な空間はないですが、シンプルで、しっかりした空間が出来ています。
またクライアントのKNさんのお手入れが、とても愛着が感じられ、楽しげな住宅になっています。
参照:オンライン設計室NO.25_KN-HOUSEメインページ
投稿者 ooto : 22:01 | トラックバック (0)
2007年04月05日
NO.23_YA-HOUSE更新
NO.23_YA-HOUSEを更新しました。
工事が遅れて、オープンハウスの時には、仕上げの途中でしたので、お越しいただいた皆様には、大変ご迷惑をお掛けしました。

引き渡しが近づき、塗装工事が終わった状態です。
ただ家具工事は、まだ扉の工事が終わっておらず、最終仕上げの状態ではありません。
扉は、ラワン合板の上染色仕上げよ予定しています。
階段室は、家具が大きな面積を占めるので、扉が入らないと、最終的な仕上げになりません。

引っ越しがせまっており、完全に仕上がって綺麗な状態を報告出来るのは、荷物の整理が終わって一段落してからになりです。
投稿者 ooto : 16:40
2007年04月02日
建築知識2007/04月号
NO.23_YA-HOUSEが、現在発売中の『建築知識』2007/04月号に掲載されています。
鉄骨造『現場入門』ということで、鉄骨構造住宅の題材として、YA-HOUSEが基礎、鉄骨躯体、屋根、サッシ、外壁にわたり、取材を受けました。

今回は、図面や写真などの資料を多数提供しています。
施工会社の大友建設は、工事中の取材ということで、緊張した中での施工となったようで、品質管理という意味では好都合でした。
興味のある方は、ご覧いただければと思います。
投稿者 ooto : 18:53
2007年03月18日
楽の住処
NO.23_YA-HOUSEの呼び名を、終の棲家に変えて【楽の住処】と名付けてみました。
これまで呼んできた【終の棲家】と言う言葉の中の『終』という語感からは、ネガティブなイメージを想起させられます。また『棲家』と言う言葉は、巣ごもりするという意味で閉塞感が感じられられます。
この住宅は子育てをするためのものではなく、老後の生活を楽しみ、高齢になっても楽に住むことができる意図を持って計画しているので、終の棲家に対して【楽の住処】と名付けてみました。

長寿社会になり、60代以降の生活も2,30年と長いものです。
YAさんにとってもこの住宅で、新しい生活が始まります。
そういった意味で、終の棲家と呼ぶのは当を得ていないと感じていました。
ところで、一口に住宅とは言っても、実は想像以上に多くのタイプがあります。
普通住宅といえば、子育てを行う核家族のための住宅が一般的でしょう。
これ以外にも、2世帯、3世帯住宅、一人住まいの住宅、別荘、老後のための住宅、病人をケアーするための住宅など、住宅の目的は多様にわたっています。

またそれらの住まいが集合したいわゆる集合住宅あります。最近では家族ではなく、血の繋がっていない人が一緒に住むためのグループホームなどというものもあります。
また賃貸される住宅と、所有される住宅の違いも、異なった視点で設計が行われます。
このように単に住宅とはいえ、奥は深いものがあると感じているいます。
ところで、YA-HOUSEを公開しますので、ご希望の方はご連絡下さい。
投稿者 ooto : 23:01
2007年03月14日
NO.23_YA-HOUSEのオープンハウス
下のログでもお知らせしていますが、NO.23_YA-HOUSEのオープンハウスを行います。
現場の進行速度に、オンライン設計室の最新ページが、ついてきていない状態なので、最新の現場をここで報告いたします。
現場では、大工工事がおおよそ終わり、現在仕上げ最終段階に入っています。
今日は、正面ベランダの手すり壁の取り付けを行いました。

光は取り入れながら、視線は遮るという考えで、採用した素材です。
FRP独特の深みのある緑がかったいろが綺麗に映ります。
今回採用した波は、中並みで、しっかり感があります。

外壁面は一部塗装工事を残しているので、塗装後はもう少しシャープな感じが出てくると思います。
オープンハウスは、3月24日13:00〜17:00まで、行いますので、遊びに来てください。
場所は、メールをいただければ、折り返しお知らせいたします。
投稿者 ooto : 18:45
2007年03月05日
NO.23.YA-HOUSE更新
NO.23.YA-HOUSEを更新しました。
今回は、基礎工事から鉄骨製作までです。
鉄骨構造の建築物は、現場から遠く離れた鉄骨工場で部品がつくられ、現地で組み立てが行われます。
ですから、現場組み立て以前の製作現場は、ほとんどクライアントが目にすることはないと思います。
現場と工場が離れているので、当然寸法に食い違いがあってはいけません。

また、柱や梁などの部品にしてトラックで、運ばれるので、分割された部品一つ一つが、所定の強度があるか、また組み立て上問題はないかなど、事前のチェックが不可欠です。
工場での検査の様子を掲載しています。
今回は図面チェックの様子から工場検査の様子までを掲載しています。
今回の鉄骨工場は、埼玉県川口市にあります。
工場から、見慣れぬ煙突状のものが見えて、これがキュープラだととのこと。
キューポラは、鋳物をつくるための溶解炉だそうです。

工場の人からの説明では、この種類のキューポラはほとんどなくなったとのことですが、その技術は受け継がれ、現在でも自動車のエンジンなど、日本の高度な鋳物技術が、支えているということを伺いました。
投稿者 ooto : 11:04
2007年03月01日
NO.23_YA-HOUSE更新
NO.23_YA-HOUSEを更新しました。
ようやく現場が始まりました。
まずは、地盤改良工事からです。
この地域の地盤は、一般的には悪いのですが、ボーリング調査の結果、この場所は幸いにも浅い部分に支持層がありました。今回は鉄骨3階建てなので、軽量ということもあり、約2Mの地盤改良杭を130本打設して、支持地盤とします。

ところが、ここでハプニングがおこりました。
現地には、地盤改良用のオーガーが据え付けられ、作業が少し進んだ時点で、地盤下に障害物を発見しました。
それは、無筋コンクリートの何かの構造物の基礎でした。
yaさんは子供の時から住んでおられたのですが、全くそのことを聞いたことがなかったそうです。
この土地は、以前財閥系の庭園の一部だったそうなので、門か銅像などでしょうか。
コンクリート構造であることから、明治以降の構造物の一部だと思われます。
下水道が通る前の浄化槽が出てくることは、良くありますが、こんな大規模な構造物は、はじめてです。この障害物のため、地盤改良工事は、一時中断となり、撤去工事が行われました

障害物を撤去して、地盤改良工事が再開されました。
今回の工事は、オーガーを使って、円柱状に、セメントミルクを注入していきます。
オーガーの先端には、掘削用の回転する羽が着いており、圧入していく。
そのとき先端からセメントミルクを注入して、硬化した段階で地耐力を得るという工法です。
今回は、作業風景をムビー(mwv形式)に納めましたので、興味を持ちの方はご覧下さい
投稿者 ooto : 11:29
2007年01月26日
建築は伝言ゲームと似ている
クライアントに、建築をつくるプロセスは伝言ゲームに似ていると話すことがあります。
どういうことか簡単に言うと、建築をつくるには、多くの人が介在しているので、きちんと伝えないと、自分の思いとおりに伝わらない、つまりつくれないということです。
何かこうしたいというイメージを、原型を壊さないで具現化するには、人から人への伝言が、きちんと伝わるようにしなければいけません。
例えば、画家や小説家は、自分でアイデアやイメージを考え、自分自身で描き、または書くので、他人を介在しないで自己完結してものつくることが出来ます。
一方建築をつくる場合は、まずはじめは施主が、まずいい家をつくりたいと思い立ち、建築家に設計を依頼し、その考えやイメージを図面化し、工務店に発注します。工務店は、職人を使って工事を行い、はじめて実際の家が建ちます。
以上を考えただけでも、施主から見たら、つくられる最終ランナーの職人まで、多くの人が介在しています。一般には、実際の物作りの現場は、施主の代理人である建築家に任されることが多いのですが、私たち建築家から見ても、最終の職人までこちらの意図を正確に伝えることは、なかなか難しい。
そこで、建築家は先回りして、最終的に工事を行う職人と話し合う機会を多くつくり、そのために何度も現場に足を運びます。これが、いわゆる現場監理の仕事の重要な部分だと言っても過言ではありません。
建築には何重にも人が介在してという点で、先日おもしろいことを体験しました。
現在工事中の現場で、屋根工事に関して起こった現実の話です。
工期の関係でどうしても、屋根工事を早くしてして欲しいと工務店に言うと、その下の板金屋が、その下の屋根材料屋に材料が納入されないからだめだと言っていると。その屋根材料屋は、問屋云々・・・というようにどんどん下流に行ってしまいます。
もう工務店から話を聞いていると面倒なので、私が一つ一つさかのぼって電話をしてみると、2つくらい下流の下請け会社にいくと、もう発注元の工務店の名前は分からないので答えられないと言われました。その件については、もうそれ以上追跡するのはもうあきらめました。
屋根をつくるにも、何重の会社、人を介してはじめて出来ます。
建築は、こんな部品の集積で出来ているので、情報伝達をきちんと行い、思い通りのものをつくっていくためには、きちんとした情報を流すこと、つまり正確でわかりやすい図面を書くことが、基本中の基本であることは言うまでもありません。ただし、実際には図面だけでは伝わらないこともあるので、いろいろな手段を使って、伝えていくしかありません。伝言ゲームで、次の人に正確に情報を伝えていくには、分かりやすく正確な言葉を使う必要があるように、建築にも正確な情報伝達が必要だという話でした。
投稿者 ooto : 21:06
2007年01月24日
NO.26_NK-HOUSE
昨日、引っ越し後はじめてNO.26_NK-HOUSEを訪ねてきました。
まだ片付けが進行中で、一部には段ボールが置いてある状態でした。
引っ越しが、年末ぎりぎりの30日というタイトなスケジュールでしたが、引っ越し前に施主工事のワックス塗りを済ませることができ、お正月を新居で過ごすことができました。
当日の主な目的は、少し残っていた残工事の確認と、引っ越し後の様子を拝見することでした。
ダイニングテーブルや、階段下の置き家具は、現在メープルの家具を注文とのことで、家具が揃う2月にでも、竣工写真をとらせていただこうと思っています。
暖かさ、光の入り方、設備の具合など住み心地全般に関して、満足していただいているようなので、良かったです。ご自分たちで塗られたオスモのナラのフローリングワックス塗りの出来は良く、特にNKさんご自慢の部位でした。
今日は写真は、私の新しいカメラの性能チェックを兼ねた仮のものなので、不定期日記だけに留めておきます。



投稿者 ooto : 09:40
2007年01月16日
NO.23_YA-HOUSE更新
オンライン設計室NO.23_YA-HOUSEを更新しました。
今回は、現地調査までです。
そこはyaさんが、生まれ育った場所で、現在は空き家になっていました。
以前まで、yaさんのお母様がここにすんでおられたとのこと。

この住まいは古い商家のつくりで、何度か増築したそうです。
住宅の内部には、古い家具や、仏壇などが残っており、また襖には『書』がかかれていたり、富士山をかたどった欄間あったりと、住宅の歴史を感じました。
一番印象に残ったのは、裏側(北側)の窓に見えクスノキの大木です。
古屋に寄り添うように、大きなクスノキが立っています。
裏の公園からこの住宅を見ると、あまりにクスノキが立派なので、むしろこの木に寄り添って、古屋が建っているようにも見えます。

裏側は、都市公園となっており、広々としてとても見晴らしが良い。
公園には、隅田川とつながっている大きな池があります。
このあたりは、関東大震災の時に、多くの人が亡くなった場所です。
正面には、大相撲が行われる国技館が見えます。
一方、近くに、NTTdocomoの近代的高層ビルがそびえたっています。
投稿者 ooto : 19:10
2007年01月12日
YA-HOUSE
今日はNO.23_YA-HOUSEの現場定例打ち合わせの日でした。
YA-HOUSEのHP更新が遅れていますが、近々更新していくつもりです。
HPの更新が遅れている理由ですが、実はこのYA-HOUASE一度大きな計画変更をしています。
というのは、設計が完了して、確認申請を出す時点で、、近々都市計画法の改正あるということを知らされました。
この計画地域は、都市公園の計画地区にあるのですが、それまで2階建て以下しか建築できなかったのが、3階建てまで可能になるとのこと。
実際に建築する寸前に、建築可能階数が、緩和されるのは、クライアントにとってうれしい話です。
ただ今回の計画にあたり、数ヶ月前にS区役所に事前相談したときには、そんなことは何も教えてくれませんでした。
当然ですが、2階建てという条件で設計を完了してしまいました。
改正されるという情報は、いち早く区役所がつかんでいるはずなのに、その可能性さえ教えてくれないかったため、2階建てで構造計算まで終わらせての申請だったので、私たち設計者にとっては、作業的に大きなも痛手ででしたす。
以前構造計算偽造事件で、民間の確認申請機関の甘さが、取りざたされましたが、相変わらず硬直化した役所仕事には、とても不満です。
こういったことがどれほど民間の生産性を落としていること考えてもらいたいと思います。
以上が、番号が若いのに、プロジェクトの完成が遅れている理由です。
さて愚痴はここまでとして、現場のそばにある国技館では、相撲の初場所が行われており、出入りしている力士の姿が目立ちます。両国の町は活気があります。

現場はかなり進んでいて、もうすでに仕上げの段階に入っています。
この現場の裏側は、大きな公園に面しており、そこには大きなクスノキが立っています。クライアントは60代の方ですが、子供のころにここで育ち、熟年になって、生まれ故郷のここに戻って来られるための家づくりです。

そういう意味で、このクスノキは、クライアントにとって、むかしと変りなく寄り添って共棲している大木です。
この住宅は、いわゆる終の棲家で、子育てする住宅とは、ひと味違った家の造りになっており、これから老年期に入るクライアントにとって、住みやすい住宅を考えてつくっています。
投稿者 ooto : 17:12
2007年01月09日
オンライン設計室NO.21_MM-HOUSE更新
今日から本格的な仕事が始まりました。
2007年の日記第一弾は、新しく仕入れたデジカメの画像を掲載しました。
リコーのGRデジタルで、広角系の単焦点カメラです。
レンズの歪みが少なく、オプションレンズで35mm換算で、21mmの撮影が可能です。
携帯にも優れているので、現場で利用しやすいメリットがあります。
気分新たに、新しいカメラで現場を撮ってみたいと思っています。
このカメラ、マクロ撮影にも優れています。
今年は、被写体にグッと迫って、錆のいろいろとか撮ってみようかな(笑)
まずは手始めに、自宅の水槽を撮ってみました。
ハゼ科の愛嬌ある魚をクローズアップしてみました。

さて、オンライン設計室のNO.21_MM-HOUSEを更新しました。
建設までのプロセスと、完成写真を掲載しました。
このプロジェクトは、設計から完成まで約2年を費やしました。
RC壁式構造・2階建ての専用住宅で、テーマはいわゆる『終の棲家』です。

一般的な子育てのための住宅ではなく、子育てが終わった住まい手が、楽しく、そして気楽に生活していくことを設計のテーマとしています。

また外断熱・床暖房などを採用したエコ住宅となっています。
また木や土などの自然素材を多く使った住宅です。
投稿者 ooto : 18:23
2006年12月30日
NO.26_NK-HOUSE更新
NO.26_NK-HOUSEを更新しました。

東海建物さんのご協力もいただき、何とか完成、引き渡しにこぎ着けました。
引っ越しはなんと、12月31日の大晦日だそうです。
今回の計画では、景気回復を受けて、社会状況の変化が大きい年でしたので、状況判断が難しいことが多くありました。
特に諸物価の値上がりが続いていたので、これには頭を悩ませられました。
一つ一つのことに、こだわりをお持ちのご主人に納得していただきながら、かつ適正価格で家づくりを行わなくてはならない間の、バランスを如何に取るかが、一番難しい設計上の判断でした。
今回は、ワックス塗り前の現場の様子までです。

さて、このところようやく本格的な寒さが到来し、年の瀬を感じています。
自宅の近くにあるケヤキの大木も、ようやく葉を落として本格的な冬到来を感じています。
今年も、建築計画網・大系舎のホームページをご覧いただきありがとうございました。
今年は、11月、12月と住宅の完成が続きました。
ただ現時点で、引っ越し直後、または引っ越し前なので、きちんとした完成写真をお見せ出来るのは来年になります。新居での生活が一段落した頃、写真撮影させていただこうと思っています。
また来年もよろしくお願いいたします。
投稿者 ooto : 23:09
2006年12月27日
NO.25_KN-HOUSEがほぼ完成
シンプル、ローコストがコンセプトのNO.25_KN-HOUSEがほぼ完成しました。
引き渡しが完了し、施主工事として、床のワックス掛け、植裁工事が行われました。

この計画は、土地探しから約1年半の家づくりでした。
土地との巡り会いは、かなり偶然性が高いので、流れに乗ると上手くいくようで、この住宅はその典型だと思います。
私のところへ、相談いただく前は、土地探しに難航し、一時は建て売りでも仕方がないとお考えになっていらっしゃたようですが、諦めずに半年後に何とか土地を探しあてることが出来て、条件が整ったのは昨年末でしたので、設計から完成までは、ちょうど一年でした。
クライアントにとって、一番の山は、良い土地に巡り会えるかどうかに掛かっていると思います。
良い土地に巡り合えば、あとは上手く進むはずです。

ただし、良い土地を判断するとは、実はとても難しいことだと思います。
この判断には、建築家の専門知識が必要だと思います。
土地には掘り出しものはないと言いますが、それでも値段が高ければ、良いかというと必ずしもそうとは思いません。
私の考えでは、土地探しの部分では、実は設計が始まっているのです。
実際の設計は、土地取得後に設計監理契約を結んでからになりますが、建築家の頭の中では、土地探しは、設計条件の中で相当な比重を占めています。
土地探しで迷っているクライアントのかたは、ぜひ事前に建築家に相談してみることをおすすめします。
山あり谷ありの、KNさんの家づくりでしたが、ようやく引き渡し出来て一安心です。

最後に、クライアント自身で、床のワックス掛けや、外部の植裁工事をしていただきました。
こういったことを通して、よりいっそう住まいに愛着をもっていただければ良いと思います。
投稿者 ooto : 10:36
2006年12月20日
追悼、大工塩釜さん
大工の塩釜さんの訃報を、人づてに聞きました。
一般的には、競争入札が原則ですので、同じ工務店が何度も続くとは限らないので、同様に同じ大工と何回も続いて仕事が出来るチャンスは、なかなかありません。

塩釜さんは、長野工務店の抱えの大工であったので、幸いにもNO.14_ST-HOUSE、NO.17_NA-HOUSE、NO.18_SH-HOUSEと続いて、大工工事を担当していただきました。
またそのほかにNO.13_FT-HOUSEのSE-構法の躯体などをいくつか担当してもらいました。
大工と設計者の関係ですが、簡単に言うと、設計者が書いた図面通りに、具体的な木の加工を通して、ものをつくってもらうわけですが、実際にそうは簡単ではありません。

現実には、図面による表現には限界があり、不明部分は、話し合うなどの、大工とのコミュニケーションが必要です。
時には図面が間違っていたり、また特に難しい注文を出したり、時にはイメージだけが先行してしまい、図面が書けずに大工に知恵を出してもらったりなど、ものつくりの現場ではいろいろな場面に遭遇します。
大工と上手く仕事が進めば、お互いの短所を、埋めあってより良いものが出来るものです。
しかし、大工によっては、自分の解釈でどんどん進めてしまって、あとで、問題になることも時としてあります。
そういう意味では、塩釜さんは、常に気持ちが前向きで、設計者の気になるところを常に押さえてくれるので、助けられたことが多くありました。
職人としての勘所が良いと言うのでしょうか。
設計者としては非常に仕事がしやすく、また笑顔を絶やさない彼の現場は楽しかった思い出があります。
そういえば、ある時に、昔の自分がはじめてつくった御輿の写真を、嬉しそうに見せてくれたことがありました。職人には、忘れらない仕事というのがあるのでしょう。
そういう意味では、はじめて塩釜さんに出会ったNO.14_ST-HOUSEは、忘れられない思い出です。
ものをつくる現場は、みんながポジティブな気持ちでいれば、良いものが出来るという確信があります。
塩釜さんの担当してくれた現場には、そんな雰囲気がありました。
そういう意味では、彼の逝去は最近にはないとても悲しい出来事でした。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
投稿者 ooto : 18:51
NO.24_AK-HOUSE更新
NO.24_AK-HOUSEを更新しました。
契約工期から2週間ほど遅れましたが、ようやく引き渡しが終わりました。
ウナギの寝床のような、間口が3.4mの、とても細長い住宅です

こんな敷地条件でしたが、狭さを感じさせない設計の工夫が功を奏して、快適な空間が出来たと思います。
視線が遠くまで延び、日の当たり方が、刻一刻と変化する日時計のような住宅です。
引っ越し前のワックス掛けの様子を拝見しながら、引っ越し前の様子を撮影しました。
丁度冬至の季節なので、太陽が一番深く住宅の中に入ります。

ところで、akさんから完成祝い『小さな家』という絵本をいただきました。
小さな家が、周囲の環境が変化しても、変わらずにずっと建ち続ける物語です。
この本から、akさんの家に対する思いを感じました。
ただしそのようなakさんの家に対する思いを、具現化出来たどうかは、すぐには答えは出ないでしょうが、とてもakさんらしい家が出来たと感じています。
年末が近づき、ようやく引き渡しが出来きて、ほっとしています。共友建設さん、ご苦労さまでした。引っ越し後、どのように棲みこなしていただけるか楽しみです。
投稿者 ooto : 00:28
2006年12月03日
NO.26_NK-HOUSE更新
NO.26_NK-HOUSEを更新しました。
今回は、建て方までです。

この計画では、改良金物構法(IK構法)を採用しました。
金物構法なので、建て方の時間がとてもスピーディーです。
この構法ではメーカーが許容応力度計算まで行うこのが可能(オプション)なので、安全性の担保となります。
建て方は、設計者からみると、模型が原寸大に拡大される感覚です。
それまで、スタディーするときにいつも模型を眺めていますが、建て方完了の時点から、現場の躯体を眺めながら、確認していきます。
ただ、模型は、簡単に修正できますが、躯体は修正がきかないので、緊張感があります。
模型は、普通は50分の1の縮尺ですので、あまり細かなところは見えません。

原寸になれば、全てが見えてくるので、設計者にとって現場を詳細に観察することはとても重要な仕事です。
投稿者 ooto : 22:04
2006年11月30日
NO.25_KN-HOUSEを更新
NO.25_KN-HOUSEを更新しました。
足場が外れ、すっぴんの外観が現れました。
工事途中は、全貌が見えないので、足場を外す瞬間は、仕上がりがどのようになっているかドキドキする瞬間です。

今回は、軽快でシャープな感じを目指しましたが、ほぼイメージ通りに仕上がりました。
内部では、大工につくってもらったアイランド型キッチンがほぼ完成しました。
シンプルな箱のキッチンですが、使い勝手は良さそうです。

あとは足下の外構が仕上がれば、引き渡しが待っています。
投稿者 ooto : 21:24
2006年11月27日
no.26_nk-houseを更新
no.26_nk-houseを更新しました。
今回は、基本設計から実施設計の完了までです。
この計画では、内部と外部の計画を、同時並行的に行っています。
当たり前といえば、そうなのですが、内部計画があって、余力で外観というのが、一般的ではないでしょうか。

しかしここでは、内部の計画は、外観とは独立して計画しながら、同時並行して外観としてあるべき姿を模索して行くという方法で、アプローチしました。
その理由は、計画地の立地条件にあります。この計画地は、4面が道路からよく見える場所です。
ですからここは、裏側がないという設計者泣かせの場所です。
外観的には、2面程度が表(つまり見える)で、残りは裏側(見えない)というのが普通です。
だから、配管やメーター類など、あまり表だったところに設置出来ないもは、裏に回せます。舞台裏と言って良い場所がないので、計画にとても手間が掛かりました。

周囲の環境を含んだこの立地条件に、馴染むような外観を模索して、ようやく計画がまとまりました。
模型では、窓なしのマス模型が進化して、現在の姿にまとまって行く様子が分かると思います。
余談ですが、実は現場はもう上棟が過ぎ、仕上げだの段階に入っています。
HPの更新を早めて、現場に追いつくよう頑張ります。
投稿者 ooto : 09:07
2006年11月02日
オンライン設計室no.25_KN-HOUSE更新
オンライン設計室no.25_KN-HOUSEを更新しました。
外壁工事が終わった段階です。
この計画では外壁に、ガルバリューム鋼板小波板を使いました。
色は、レディーメドのモスグリーンですが、なかなか渋い感じで仕上がりました。

周囲は、建て売り住宅街なので、それらに同化せず、かといって浮いた存在ならないように考えて決めた仕上げです。
色に関しては、周囲の環境との関係を重要視して決めますが、私個人的には密かにはクライアントのイメージも考慮しています。
クライアントらしいカラーとは、かなり直感的思い浮かべますが、こちらから提案すると大体賛成していただけることが多いです。
今回のモスグリーンも、すぐに同意していただきましたが、なかなかKNさんらしいイメージを醸し出していると思います。
さて、今回担当してもらっている大工の松山さん(息子さん)は、私の設計した住宅では2つめです。
前回は、5年ほど前に、NO.11_TN-HOUSEの大工補助で、担当してもらいました。

今回は、この住宅の担当大工として、一生懸命つくっていただいています。
とてもシャイな青年で、カメラを向けると、恥ずかしがってしまいます。(笑)
そろそろ、KN-HOUSEはラストスパートに近づいてきました。
投稿者 ooto : 23:01
2006年10月31日
オンライン設計室NO.24_AK-HOUSE更新
オンライン設計室NO.24_AK-HOUSEを更新しました。
内部のボード張りが進み、大分形が見えてきました。
吹き抜け傾斜天井は、ラワンベニア仕上げです。

現在マンションに住んでいて、木の仕上げを渇望しているAKさんのご希望をデザインしたものです。
斜線制限の勾配に従って、張っていまので、柔らかな雰囲気を醸し出しています。

またこの現場では、屋根形状が複雑で、納まりが難しいのですが、板金屋の影山さんが、モックアップ=原寸大の検討用模型ををつくっていただけるので、助かります。
投稿者 ooto : 22:30
2006年10月13日
オンライン設計室NO.24_AK-HOUSE
オンライン設計室NO.24_AK-HOUSEを更新しました。
現場は、木工事と平行して、板金工事が進んでいます。
今回、敷地にゆとりがなく、斜線制限も厳しいので、屋根板金工事も複雑で難しい工事となります。

板金屋の影山さんは、物腰の柔らかな職人肌の方ですが、ちょっと目にはダンディーな俳優といった雰囲気の方です。
一見、勝新太郎(古い!)によく似ていると思います。(笑)

影山さんは、難しい納まりにも、嫌な顔一つせずに、いろんなアイデアを出してくれますので、感謝しています。実際の屋根で、どのような納まりになるか、実際のパーツ使いながらを納まりを検討しています。
現場はこういった職人の技術に支えられている部分が大きいのが現実です。
投稿者 ooto : 08:30
2006年10月10日
NK-house上棟
先日、NK-houseの上棟が行われました。
上棟は、建物の外形が一気に上がってくるので、工事の中では、メインイベントとなります。
これまでは、1/50の模型で見てきたものが、1/1スケールで組み立てられるのですから、お施主さんだけでなく、我々設計者にとっても、とても楽しみなイベントです。
NK-houseも、AK-HOUSEと同様にIK工法という金物工法を採用しています。


当日は、上棟後に、お施主さんのはからいで、上棟式も行いました。このところ、上棟式まで行うことはあまりないので、上棟というイベントを満喫することが出来ました。

NK-houseは、これから内装工事などの仕上げ工事に移行していきます。(/morikawa)
投稿者 ooto : 21:45
2006年09月22日
木遣り
先日、NO.27_YA-HJOUSE地鎮祭で、最後の締めに、鳶の木遣りを聞きました。
YA-HOUSEは、浅草の大友建設による施工による墨田区に建設される住宅ですが、下町らしく伝統的な木遣りを披露してくれました。

木遣りとは、最近ほとんど聞かれませんが、昔は、力仕事の時に、かけ声にあわせて力をまとめる音頭としたようです。
最近では慶事の時など、めでたいときに歌われるようです。
今回、デジカメの付属機能を使って、録音してみました。
音声をアップロードしましたので、internet media playerがあれば、お聞きになれます。
木遣り(ここをCLICK)
是非、美声をご堪能ください。
大友建設の野田社長から、東京大空襲のお話しも聞くことができ、木遣りとともに下町の歴史を感じました。
今回は、晴天に恵まれた、シャキッとした地鎮祭でした。
投稿者 ooto : 16:19
2006年09月19日
21xx_houseの外観
21xx_houseの養生シートが外されました。

この住宅は、外断熱仕様のRC構造です。
外壁仕上げは、外断熱の上に亜鉛合金の菱葺きです。
亜鉛合金は、これまで、屋根や外壁に使ったことはありましたが、菱葺きという葺き方を外壁に使うのは初めてです。

斜め四角張りというのでしょうか、昔のお店の外壁なので見かけた板金仕上げです。
一枚一枚、職人が丁寧に張り重ねて仕上げました。
仕上がり具合はとても良好で、落ち着いたシックな表情を醸し出しています。
一般的に工事中は、緑の網の目の半透明のシートで覆われることが多いので、工事中から外観の全体像が眺められるので、随時外観をチェックできます。
しかし今回、近隣への騒音防止のため、白い不透明なシートを養生シートとして使用していたので、施工中に全体が眺められなく、とても不便で、不安でしたした。
しかしシートを外して、全体が現れた時に、その不安は払拭されました。
最近の住宅デザインは、ツルンとして、ノッペリした表情の外観が多いのですが、このような豊かな表情もなかなか良いと感じています。
デザインの方向性は、施主の好みが反映されますが、こういった豊かな表情を好まれる施主が徐々に増えているように感じています。
投稿者 ooto : 09:17
2006年09月16日
オンライン設計室NO.25_KN-HOUSE更新
オンライン設計室NO.25_KN-HOUSEを更新しました。
基礎工事から、上棟までを掲載しました。
KN-HOUSEは、大規模な建て売り住宅地の一角にあります。
同じような建て売り住宅で、周囲を取り囲まれているので、まわりに同化せずにアイデンティティーを保つことが設計の課題です。

今回は、ローコストの予算なので、余分なデザインを行う余裕は一切ありません。
ですから、必然的にシンプルな設計となっています。

何事も思い切りの良いKNさんの考え方が、十分反映されたシンプル住宅に仕上がる予定です。
上棟はいつも感慨深いものがあります。
私自身も経験がありますが、施主にとって上棟で骨組みが完成したときは、とても嬉しいものです。
KN-HOUSEは、これから仕上げ工事に入っていきます。
投稿者 ooto : 20:20
2006年08月24日
菱葺き
オンライン設計室では非公開ですが、XX-houseの仕上げ工事は順調に進んでいます。
XX-houseの外壁は、一部に金属板の”菱葺き”という仕上げを使っています。
菱形におられた金属板を積み上げて、蛇の鱗のような仕上げになります。かなり手間が掛かっています。
最近では、そんなに見られない葺き方ですが、なかなかきれいでおもしろい仕上げになっています。

最近のデザインは、シャープで、細くて、白くて、黒くて、、、、とミニマルなデザインが多いように思います。
もちろん、それはそれできれいだとは思うのですが、たくさんあるデザインの要素の中の一部分しか目がいっていないように思えて少しもったいない気もします。
今回のXX-houseでの菱葺きのように、仕上げが特徴的なものがもっと使われてもいいように思うのですが、使い方の難しさからか、ほとんど見られないのが残念です。(森川)
投稿者 ooto : 17:42
2006年07月22日
雨の地鎮祭(NO.24_AK-HOUSE)
学校が夏休みに入ったというのに、一向に梅雨が明けません。
先日NO.24_AK-HOUSEでは、雨の中地鎮祭が行われました。
雨の地鎮祭は、何度か経験したことがありますが、今回は工務店にテントを設営していただいたので問題なく執り行われました。

晴れの日に比べ、かえって静かで、厳かな雰囲気を醸し出していたようにも感じられました。
今回の宮司さんは、とても美声で、緊張感ある儀式を演出していました。
地鎮祭は、土地の神に対して、畏敬の念を示すことで、自然を傷つけ、土地を利用することに許しを請うていることを、表現しています。つまり、一種のサスティナブル精神の現れでもあります。
近年は、大方のクライアントが地鎮祭を行うようですが、信心深いと言うより、環境に配慮するという時代の感性の現れかもしれません。

多くののクライアントは、儀式のあと厳かな雰囲気だっと、感想を話されます。
ちなみに、地鎮祭は、土地の神に対する儀式なのですが、上棟式は、職人を労うという意味が強い儀式です。
但し現代では、飲酒運転が厳禁なので、上棟式は行われても簡易な形式であることが多いようです。

さて、いよいよこれから実際の建築にはいります。
設計者としては、ずっしりとした責任感の重みを感じる瞬間です。
投稿者 ooto : 23:09
2006年07月18日
NO.25_KN-HOUSE更新
オンライン設計室NO.25_KN-HOUSEを更新しました。
KN-HOUSEは土地探しから始めた家づくりです。
建て売りを購入するのでは、どうしても納得出来ないというKNさんが、相談に来られたのが、昨年の夏でした。自分たちらしい家づくりをしたいということで、実現の可能性などを相談されました。
総予算は厳しいが、要望を整理し、きちんと抑制すれば可能かもしれないというのが私の感想でした。
KNさんの土地探しの条件は、横浜というエリアで、かつ予算内ということ。

KNさんには、不動産屋さんの探し方、心構えなどをアドバイスしました。
また土地探しの過程で必ず出会う建築条件付きの話なども、話題にのぼりました。

数ヶ月の土地探しを経て、横浜郊外に適当な土地が見つかりました。
大規模に開発された分譲地で、周りは典型的な建て売り住宅で囲まれる予定です。
建て売り住宅に埋没しないような設計が必要になるプロジェクトです。
今回は、土地が見つかるまでのプロセスです。
投稿者 ooto : 09:24
2006年07月07日
NO.22_SB-HOUSE検査・引き渡し
7/1の日は、オープンハウスを行い、多くの方にご来場頂き感謝。
NO22_SB-HOUSEは、検査・手直しを経て、ようやく建物の引き渡しに至りました。

今回特に大変だったことは、確認申請及び検査です。
実は、この建物は、『イーホムズ』で建築確認を行いました。
イーホムズは、東京では大手の民間確認審査機関であり、多くの設計事務所が利用していました。
不幸なことに、工事期間中、イーホームズは、例の構造偽造事件の審査に関わったことで、会社がなくなってしまいました。引き継ぎで最終検査だけをお願いした民間の検査会社には、もう一度再審査に近いことを要求され、非常に手間が掛かりましたが、もちろん審査はパス。
私たちが、イーホムズを利用した最大の理由は、支社が事務所の近くにあり、大変便利だったことが最大の理由でした。では新聞報道で審査が甘かったかというと、実際には逆で、このSB-HOUSEの確認申請時期が、構造偽造事件が発覚した時期と重なり、通常の何倍にも当たる密度で審査をされました。
さて、数々の難問を解決してようやく引き渡しまで、至りました。
引き渡し前に、SBさんに対して、各種器具の取り扱い説明が行われました。
投稿者 ooto : 00:09
2006年07月03日
オープンハウスと今後のコンテンツ予告
7/1(土)に行われた、SB-HOUSEのオープンハウスに、多くの方にお越しいただきありがとうございました。
15坪という狭小の敷地に建てられた4階建ての専用住宅で、施主のSBさんと出会ってから、1年半という長い月日を経てようやく完成しました。

お越しいただいた何人かの方から、ホームページ上の写真と実際の空間は、異なって見える、というご意見が聞かれました。
インターネット上の写真で伝えることが出来る情報には、限界があります。
写真としての情報は、住宅専門雑誌などの方が、綺麗に伝えることが出来ますが、それでも情報伝達としては、限界があると思います。
空間を理解していただくには、出来上がった空間を、実際に体験していただくことが一番良い思います。そういう意味で、今後ともオープンハウスは出来るだけ開いていきたいと思っています。

ところで、出来上がって施主の生活が始まった住宅は、展示場ではないので、施主の許可をいただかないとなかなかお邪魔できません。
そういう訳で、オープンハウスとは、居住前に施主の了解を得て、公開させていただくものです。
ただし、この時点では、施主の居住前であり、伽藍堂の箱の状態なので、生活スタイルが見えにくいのも事実です。
そういった意味で、居住後の住宅の姿をレポートするホームページのコンテンツを企画中です。
イメージで言うと渡辺篤史のたてもの探訪みたいな形式のコンテンツであり、また出来るだけ客観的に見ることが出来るように、外部レポーターにお願いしようと思っています。
内容としては、これまで大系舎で設計監理したレポーターとともに住宅を訪ねて、居住後の姿がどのようになっているか、施主からのヒアリングを交えてのレポートするつもりです。
乞うご期待を。
投稿者 ooto : 19:28
2006年06月28日
漆喰壁のサンプル
現在、ホームページ上では公開していないプロジェクトで、RC構造の住宅が工事中です。(No.21 XX-house)
RC壁構造で外断熱を施しており、温熱環境に配慮した2階建ての住宅です。
先日この住宅で、内部壁仕上げである珪藻土塗り仕上げのサンプルを左官屋さんにつくってもらいました。

一般的に、珪藻土仕上げは、少々サパサパしたような粉っぽい仕上がりになりがちですが、この左官素材は漆喰が糊としてブレンドされており、漆喰独特の粘り気、艶感があるので今回のプロジェクトの壁仕上げに採用しました。

左官仕上げは、塗り手の手加減で、無限の仕上がり具合が可能です。
左官壁は、光の種類、方向によって様々な表情になって現れてきます。
横からの光には、パターンが浮き上がり、淡い光にはぼやっとした表情となり、正面からの光にはフラットな印象を醸し出します。
春夏秋冬、朝昼、天候などの変化で、様々な表情がでます。

当日、左官屋さんには、こちらの意図を伝えながら、いろいろなパターンをつくってもらいました。
左官職人にとって、目指すべき一番美しい壁とは、平滑でフラット表面だそうですが、それはこちらの意図とは少々違います。、職人と話しながらのコミュニケーションプロセスは、楽しいものです。
このサンプルを施主にお見せしたところ、私が一番良いと思っていたサンプルをやはり気に入っていただいたようで、安心しました。
今後は若干の色調整を行った上で、実際の塗り工事はいる予定です。

ところで、この左官屋さんは、美壁工業の佐々木さんという方で、お父さんが京都の文化財の補修工事などを行っているそうです。実際の左官工事が楽しみです。
投稿者 ooto : 18:05
2006年06月14日
SB-HOUSEオープンハウス日時決定
施主のSBさんのご厚意で、7月1日(土)13:00からオープンハウスを行います。

SB-HOUSEは、下町に建つ、典型的な都市型住宅です。
敷地面積は、15坪あまりの土地に建つ、4階建て住宅です。
5人家族が住みます。
狭小敷地、軟弱地盤など様々な問題をクリアーしながらの計画です。
最上階は、立体的な空間が出来上がっています。
見学ご希望の方は、ご連絡ください。詳しい地図をお送りいたします。
日時:2006/07/01(土)13:00〜17:00頃まで
場所:ご見学ご希望の方は、電話またはメールにてご連絡ください。
建築計画網・大系舎
TEL:03-3716-2918
ooto@taikeisha.net
担当:大戸、森川
場所:東京都台東区(上野駅、稲荷町駅徒歩圏)

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計画概要
敷地面積=50.4m2(15.2坪)
延べ面積=180.14M2(54.4坪)
杭:細径鋼管杭(約20m)
構造:鉄骨造地上4階建て耐火構造
外壁:サイディングの上、ハイブレス塗装(光触媒効果あり)
内部:塗装仕上げ、一部クロス張り
床:フローリング
壁、天井:塗装仕上げ、一部クロス張り
設備
ホームエレベーター
床暖房
空調設備
投稿者 ooto : 18:35
2006年06月13日
外壁塗装
先日、SB-houseの外壁塗装を行いました。塗料は以前にも日記で書いた光触媒塗料のハイブレスを使っています。
今回は南面と西面の色を変えて塗装しているのですが、マットな仕上がりでなかなかきれいな仕上がりになっていると思います。
しかし、毎度毎度そうなのですが、建物は工事中養生シートに囲まれているので、足場がはずれないと、全体像が見れません。ですから塗装の上がり具合などの外観はそのときまでみることができないのです。これがなかなか歯がゆいところです。シートごしにうっすらと色が見えるのが歯がゆさをさらにかきたてます。
足場ばらしが楽しみな限りです。(森川)
投稿者 ooto : 11:00
2006年06月06日
NO.22_SB-HOUSE更新
オンライン設計室NO.22_SB-HOUSEを更新しました。

今回は、ハイブレスという光触媒の原理を使った、汚れにくい塗料を採用しています。
光を受けることで、汚れがつきにくく、雨で流れやすい効果があるものです。

この場所は前面が大通りなので、相当汚れが舞いますが、あえて白い色を採用しました。
横面は濃紺色、正面は白色で、、2色を対比的に使っています。
現場でサンプルを見ながら、最終確認をしました。
クライアントのSBさんにも確認してもらい決定しました。
塗装後が楽しみです。
投稿者 ooto : 19:48
2006年05月22日
コンクリート打ち放し
非公開ですが、XX-houseは鉄筋コンクリート構造の住宅です。
鉄筋コンクリートは、一般的に鉄筋のまわりにベニヤの型枠を組んで、中にコンクリートを流し込み、固まった後に型枠をはがして完成します。いわゆるコンクリート打ち放しの壁とは、はがしたままの状態で仕上げとする壁のことで、小さい穴が、ベニヤを固定する金物の跡になって残っているのです。つまり、型枠に模様のあるものを使えば、その模様がコンクリートにうつってそれが仕上げの模様となるのです。
XX-houseでも一部コンクリートの打ち放しの壁がありますが、これは型枠に杉の板を使っています。そうすることで、杉の木目がコンクリートに移り、模様が出来るのです。(もともとは、ベニヤ型枠などより前からある、古いやり方なのだそうですが。)この打ち放し型枠はSY-houseでも使っているのですが、普通のツルツルのコンクリート打ち放しとは異なり、柔らかい風合いがあって、とても落ち着いた仕上げになります。

とても単純なことだし、特別なことでもない話なのですが、色を塗ったり、木をはったりなどのような仕上げの付け方とは違って、跡をのこして仕上げにするという考え方がおもしろい仕上げの付け方のように感じます。(森川)
投稿者 ooto : 21:12
2006年05月01日
NK-house
まだオンライン設計室にアップはしていませんが、下の写真はNK-houseのお施主さんの収納ノートです。

付箋紙に収納内容のものを書いておいて、基本設計を進めていくなかで、この収納はあの部屋、あの収納はこの部屋と動かしていながら収納物をまとめていらっしゃいます。
これなら落としもないし、プラン変更にも対応しやすい。とても単純なことですが、なるほどと関心いたしました。
細かいところですが、こういったことがこちらにとっても勉強になるし、今後の設計や、まとめにも大変参考になります。コミュニケーションの大切さをその度に痛感します。
NK-houseは現在実施設計に入ったところです。近々、まとめを行ってホームページを更新したいと考えています。
お楽しみに。
投稿者 ooto : 14:47
2006年02月08日
テラコッタの床
設計中に、テラコッタの床をリビングに使って欲しいと、クライアントからの要望がありました。結論から言うと、テラコッタは採用には至りませんでした。
しかし、今回の要望で普段使い慣れないテラコッタを、納得できる床材に完成させるための試行錯誤したプロセスがありましたので、日記に書き留めることにしました。

テラコッタは、昔の住宅、例えば東孝光氏、林寛治氏などの作品に出てくる仕上げで、もう何十年も前に流行った材料なのでしょう。
本格的なテラコッタの床は、私自身これまで使ったことが無かったので、試行錯誤の連続で、いろいろ大変でした。

はじめは、大手のタイルメーカーや石材店に問い合わせましたが、本来的な意味でのテラコッタは、どこも扱っていませんでした。
ほとんどが、テラコッタまがいのタイルの場合が多いことが分かりました。
ようやく探しあえたのが、昭和インペックスというスペインのテラコッタを扱う会社です。
ここに数度足を運び、テラコッタを扱う上でのノウハウをお聞きしました。
スペインから送られてくるテラコッタは、何の加工もされていない素焼きの状態なので、白っぽく、吸水性があります。

床材として利用するには、色をなじませる必要があり、かつ撥水効果を生み出す必要があります。
一般には、テラコッタ用の直接ワックスを塗るのだそうですが、それでは色に深みがでないので、悩みました。そこで調べていくうちに、亜麻仁油を塗り込むことで、色に飴色の深みがでることが分かりました。これも塗り重ねの回数の違いで、色合いが異なります。
このように、仕上げをスタッフの森川と一緒に試行錯誤を繰り返してみると、テラコッタは、本来的に生ものであることを痛切に感じました。ようやく、私自身納得できるような仕上げが出来ましたが、クライアントのイメージとは異なっているらしく、採用には至りませんでした。
折角完成したテラコッタの仕上げですが残念でした。
そんなわけで、どなたか私たちの設計でテラコッタの床材を使った住宅設計しませんか?(笑)
投稿者 ooto : 18:37
2005年12月29日
仕事納め
今年も今日で、仕事納め。
昨日、見積もり調整が難航していたno.22 SB-HOUSEの工務店が決まり、工事契約が結ばれ、来年から晴れて着工となります。
最近の鉄骨構造の価格の上昇は、ものすごい勢いでした。
これまではコストの順番が、木造→鉄骨構造→RC構造という明確な序列があったのですが、現在ではこの図式が崩れ、鉄骨造はRC構造とほぼ同じか、少し高いといっても良いかもしれません。
今回のSB-HOUSEのように、防火的な制限、地盤的な制約などから、鉄骨構造を選択せざるを得ないケースでは、設計方針を立てるにあたりとても苦慮します。鉄骨のコストアップの要因は、中国の需要にあると言われていますが、このような状況はいつまで続くのでしょうか。
しかし何はともあれ、SBさんの英断もあって最終的な工事費はリーズナブルな金額に落ち着いたと思います。
今回SB-HOUSEの施工をお願いするのは、NO.20 KI-HOUSEでお世話になった島田建設です。
偶然にも、島田さんは台東区の生まれだそうです。
工事の模様は、来年からオンライン設計室でご報告いたします。
ところで、最後に面白いお話を。
今回SB-HOUSEは、東京の下町浅草にあります。
敷地は、SBさんの実家から約100M程度離れた場所です。
このSBさんの実家は、昭和46年に現在のビルに建て替えたそうなのですが、当時基礎工事に入ったら江戸時代の金貨(二歩金貨)が大量に出てきて大騒動になったそうです。

上の写真は、昭和46年の新聞記事です。
当時の時価で1400万円というから驚きです。
ただし残念ながら?持ち主が分かったので返却されたそうです。
その当時のお礼にもらったという金貨を見せてもらいました。
写真では大きく見えますが、2センチほどのとても小さなものです。

また金貨が出てくると良いのですが、この地域は江戸時代はお寺、つまり墓場が多くあったそうで、残念ながら掘ると髑髏がでてくる可能性のほうが高いということです。
ともかく、年内に工事契約がまとまりほっとしました。
帰りの渋滞する高速道路から、晴れ上がった夕景のかなたに、富士山がきれいに見えました。

ということで、来年もよろしくお願いいたします。
投稿者 ooto : 15:11
2005年11月15日
NO.22_SB-HOUSE更新
久々に、オンライン設計室NO.22_SB-HOUSEを更新しました。

今回は第1案に対するSBさんの感想と、大戸のリスポンスです。
第1案は、取っ掛かりとして提案されることが普通で、クライアントは、これをもとに具体性、現実性を感じてくるのが一般的です。
第1案を前にして、SBさんの苦悩、迷いが感じられますね。
第1案は、3階建てを前提にした案でしたが、様々な条件を検討して、4階建てが必要であることが感じられました。
実際のコミュニケーションは、このメールのやりとり以上に、実際にお会いして打ち合わせを重ねています。
投稿者 ooto : 18:38
2005年10月05日
セミナーのお知らせ
10/15(土)に新宿のオゾンで、セミナーの講師をします。
木造とRC構造の違いについてテーマだそうで、私はRC構造について話してくれという依頼です。
建築計画網・大系舎の設計では、各構造の比率は、木造1/3,鉄骨1/3,RC1/3くらいの比率です。
各構造には長所、短所があり、条件の中で一番良いと思われるものをチョイスしています。
最近の傾向としては、パソコンの普及で、複雑な構造解析が簡単に出来るようになり、設計の自由度は、以前に比べ非常に向上した反面、現場の施工サイドは、以前とくらべさほど変化が少ないようなので、そのギャップに悩むことに少なからず直面します。

以前には構造を選ぶ指針は、耐震性、耐火性など比較的選択のポイントは少なかったのですが、最近は、省エネやリサイクルなどのサスティナブルな視点などが加わり、その判断は単純ではなくなってきています。
今回のセミナーでは、それほど立ち入ったことは話す時間はありませんが、ご興味があればぜひお越し下さい。ちなみに木造のお話は、自然材料をつかった設計を多く手がけていらっしゃる栗原さんです。
投稿者 ooto : 10:46
2005年09月05日
SY-houseの現場
現在進行中のSY-houseは、オーナー住居と3つの賃貸住居からなる集合住宅です。戸数は少ないのですが、1つ1つが2層3層あって面積も広いため、現場をまわるだけでも数時間費やしてしまいます。また、同じプランニングの住居が重なっている集合住宅とは違って、それぞれがそれぞれのコンセプトのもと異なるプランニングになっているので、まとめて確認、打ち合わせをするというわけにもいきません。4つの戸建住宅が並んでいるというイメージに近いかもしれません。そのため、現場にいくとかなり疲れます。そんな現場が工程の遅れもあって、1年3か月、いよいよ完成間近になりました。現状は養生もとれ、クリーニングも終わっているので、これまでの成果を楽しみながら現場を回っています。複雑なため、かなり現場監理にも苦労しましたが、それぞれの住戸がそれぞれのコンセプトのもと、うまくまとまって心地よい空間にしあがっていると思います。完成の喜びはもちろんですが、それとは裏腹に苦労した分、手離れしてしまう寂しさを感じてしまう今日この頃です。
オンライン設計室にアップしていきますので、お楽しみに。
投稿者 ooto : 01:23
