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2006年05月15日

古い床屋の意匠

先日、祐天寺付近を歩いてたら、おもしろい看板の床屋さんを見かけました。
『フジミ』という名前のお店ですが、そのまんまの富士の絵柄を、左官と板金の競作でつくられた看板が、とてもユーモラスで、おもしろく感じました。

20060515_01.jpg

残念ながら、サッシの部分は新しく取り替えられたいたので、下部のファサードそのものは、つまらないものでした。
私が子供の頃のよくあった床屋を思い出すと、サッシの取り替え前は、きっとモザイクタイルなどで楽しげな絵柄があったことが推測されます。
風呂屋と床屋の意匠は、とてもおもしろいものが多かった記憶があります。

決して洗練されているわけではないのですが、手作りで一生懸命飾った意匠には、親しみを感じます。富士の下に位置するボーダーの曲線にデザインされたコーナー部分に、その意気込みが感じられるというのは少々大げさでしょうか(笑)また外壁をよく見ると、きれいな砂を使った左官壁です。

20060515_02.jpg

こういった楽しさは、禁欲的なモダンデザインにはないものですが、なぜか惹かれるものを感じてしまいます。

そういえば、以前日記で紹介した地元にある木造の床屋さんが、最近火事で半焼してしまいました。
まるでタイムスリップしたようなお店でしたので、とても残念です。きっとつまらないマンションにでも建て変わってしまうのでしょう。

投稿者 ooto : 2006年05月15日 19:43